①特集1 令和7年度施政方針  令和7年6月2日開会の高島市議会6月定例会で、今城市長が示した令和7年度の補正予算にかかる施政方針を7つのビジョンごとにお知らせします。 ■1 仕事をする人、暮らす人でにぎわうまちづくり  高島市では、良好な環境や豊かな地域資源を生かして、仕事をする人や暮らす人を呼び込む取り組みを進める必要があると考えています。 ▼宿泊型インターンシップ  今議会に提案した予算では、専門学校と市内民間企業で構成される団体が連携して宿泊型のインターンシップを実施するなど、関係人口を増やす取り組みを進めていきます。 ▼副業人材活用支援  また、副業人材活用支援事業も提案しています。  近年、働き方の多様化が進む中で、環境に恵まれた地方で副業をすることを希望される方が増えています。このような状況の中で、地域の特性を生かした副業の機会を提供するため、情報提供を行っていきます。  あわせて地域内での人材交流や新たなビジネスチャンスの創出を図ります。 ■2 経済効果を高める観光まちづくり  観光は地域経済の基盤を支える重要な要素です。また、高島市は独特の魅力があふれており、観光によるまちづくりを進めるには大変適していると考えています。  このため、観光資源の発掘や新たな観光プログラムの実施を通じて、地域の魅力を最大限に引き出し、経済効果を高めることが求められています。 ▼観光戦略  今年度は、観光シンポジウムを開催し、地域の観光資源や魅力を再認識し、今後の観光戦略について議論を深めます。また、既存の観光施設については、必要な改修を計画的に進めていきます。これによって、訪れる観光客に対してより良い体験を提供し、リピーターの獲得にもつなげていきます。 ▼誘客促進プロモーション  誘客促進プロモーション事業として、SNSやウェブサイトを活用するなどによって、京阪神や中部地域への情報発信を強化し、観光客の誘致を促進します。  外国人観光客の獲得に向けては、今年度は台湾でのセールスコールを通じて高島市の魅力をアピールし、台湾の方々に積極的にアプローチします。また、外国人観光客が安心して訪れることができる受け入れ態勢が重要なことから、多言語対応の案内やサービスの充実も図っていきます。  たかしま観光ビジョンを実現するためには、今後さらなる取り組みが必要であり、市民や民間事業者の皆さまとの協働によって進めていきます。 ■3 活力ある強い産業を育むまちづくり  農業については、高島市の農産物のブランド力を向上するなど付加価値を高めることが重要です。  このため、有機農業の推進に向けて、先進地視察などを通じてほかの地域の成功事例を学び、高島市における有機農業の普及を図ります。これによって、付加価値を高めるだけではなく、環境保全にも寄与する農業の実現を目指します。また、ブドウやイチジクを対象とした補助制度を設けることで、果樹生産の支援を拡大するとともに、農業者向けの研修会を定期的に開催し、最新の栽培技術やマーケティング手法を学ぶ機会を提供することによって、農業者の所得向上につなげていきます。 ▼就農フェア  高島市の豊かな農地を生かすためには、新規就農者の確保が大変重要です。このため、就農フェアに参加するなど、若い世代の農業参入を促進します。 ▼ニホンザル対策  農地の管理において、特にニホンザルによる被害は極めて深刻な状況です。このため、ニホンザルの個体数調整を進めていく必要があります。今議会では、新たに今津B群について個体数や行動域の調査を行う予算を提案し、次年度以降の個体数調整の実施につなげていきます。 ▼森林活用  市内の陸域面積の約72%を占める森林については、多面的な機能を発揮させながら、多様な活用を進めて、森ににぎわいや仕事を生み出すことが重要です。  このため、森林セラピーの推進、市内産木材の活用への支援、森林境界の明確化、自伐型林業の推進、拠点施設の修繕などに取り組みます。 ▼発酵のまち・たかしま  新たに「発酵のまち・たかしま」というブランドイメージを発信し、発酵食の活用を進めます。このことによって、高島市独特の魅力を分かりやすく発信するとともに、市内産業の付加価値を高めたり、健康づくりにつなげたりするなどによって、高島市に人や仕事を呼び込みます。  今年度は、発酵食品を使用した料理を提供する飲食店を活用し、発酵に関する体験イベントを開催するなどのガストロノミーツーリズムを進めます。また、学生などと連携しながら、市内発酵食文化のヒアリングを実施し、ポータルサイトやマップを作成します。  今後、地域の農産物や水産物と組み合わせた新たなメニューの開発も進めていきます。 ■4 恵まれた子育て、教育環境で未来を担う人づくり  働く保護者が安心して子どもを預けられる環境を整える必要があります。  このため、新設する学童保育所の運営に補助を行うことなどによって、地域のニーズに応じた質の高い保育サービスを提供していきます。 ▼保育士の確保  保育士の確保は重要な課題となっています。  このため、保育士の就労や確保に関するさまざまな取り組みへの補助を行うことで、より多くの人材が保育現場で活躍できるよう支援していきます。 ▼こども計画の策定  今年度は、こども・若者の施策を包括的に捉えた「こども計画」の策定を進めます。  今後は、高島市の良好な環境を生かした保育や教育の内容を積極的に取り入れるなど、市外から見ても魅力を感じられるような環境の実現に努力していきます。 ■5 人と人とがつながり、健康で生涯活躍できるまちづくり  高齢化などに伴って、市民の方々が市内を移動する交通手段の確保が大きな課題となっています。 ▼地域交通システムの構築  公共交通を含めた新たな地域交通のシステムを構築しなければならないと考えています。  具体的には、利用しやすい交通手段の導入、公共交通機関の運行ルートや時刻表の見直しなど、多角的な視点から地域交通の充実を図っていきます。また、デジタル技術を活用したり、オンデマンド型の交通サービスを導入したりするなどによって、住民の方々がより便利に移動できる環境を整備していきます。  このため、今年度は、市内の地域交通の現状把握や調査を行います。また、市内各所での交通利用状況や住民のニーズを把握するため、アンケート調査やヒアリングを実施します。次年度以降は、それらの結果をもとに、新たな地域交通のシステムを検討していきます。 ▼介護職員の確保  高齢化社会が進展する中で、介護人材の確保対策は地域の福祉サービスの質を維持し、向上させるために欠かせない取り組みです。  このため、介護職員の確保のために補助金制度を活用した支援策を引き続き実施します。  具体的には、介護事業所が新たに介護職員を雇用する際、一定の要件を満たす場合に、助成金を交付します。この助成金を職員の手当や研修費用に充てることで、事業所の経済的負担を軽減することになり、より多くの人材を採用するインセンティブとなります。また、介護職員の定着を図るために、フレックスタイム制度の導入、育児休暇や介護休暇の取得促進など、多様な働き方を支援する施策を講じます。さらに、介護職員向けの専門的な研修や資格取得支援を行うことで、職員の専門性の向上や、キャリアアップの機会の提供につなげます。今後、高校や専門学校との連携を強化し、新たな人材の流入を促進していきます。 ■6 さまざまな災害に備える防災システムづくり  インフラ整備については、地域の皆さまの協力を得ながら、集落内道路の必要な箇所の整備を進め、通行の安全性を高めます。また、市道の維持管理についても、定期的な点検や補修作業を行い、災害時にも迅速な対応が可能となるよう努めていきます。  河川改修については、オオカミ川を含む河川の安全性向上を図るため、流域の特性を考慮した改修工事を進めていきます。これによって、洪水や土砂災害などのリスクを軽減し、市民が安心して生活できる環境を整えていきます。 ■7 高島らしい環境、文化、歴史に恵まれたまちづくり  琵琶湖岸に広がる松並木の保全に力を入れていきます。湖岸の松並木は地域の景観形成に寄与するだけでなく、観光資源としても重要です。  しかし、現在、松枯れが急速に進行していることから、枯損木の伐採と適切な処理を行うとともに、健全木については、予防策として樹幹注入を実施します。  これらの実施によって、琵琶湖岸の松並木を保全する取り組みを進めます。 ■結びに  現在、行政の各般において、多くの課題が山積しており、これらを解決するためには、関係部局が共通の認識を持ち、連携して取り組むことが不可欠です。  特に、財政状況が大変厳しくなっていますので、費用対効果の向上や業務の効率化などの行財政改革を一層進めていきます。このため、これまで実施してきた事業や公共施設の維持管理などについても、今後見直しが避けられなくなることが予想されます。何卒ご理解を賜わりますようお願いいたします。  一方、高島市には、美しい水や緑、景観、そしてこれらに育まれた豊かな文化や歴史など、人を惹き付ける独特の魅力があります。  課題への対応や行財政改革とあわせて、このような高島市の魅力を生かしたまちづくりを市民の皆さまとともに進めていきます。また、市政全般にわたって情報公開を進めるとともに、市民の皆さまのお気持ちに寄り添った行政運営を心がけてまいります。 □問 秘書課  電話番号(25)8415 ②特集2 子どもの健康は家族の健康です  健康でいきいき暮らせる地域をつくるため、健康たかしま21プラン第4次計画(令和7年度~令和12年度)を策定しました。  計画では、子ども世代には「家族 まるごとすこやかに」をスローガンに、子ども自身と子どもに関わるすべての人が健康的な生活習慣を選択できる力をつけ、子どもの健やかな成長を支えられる地域を目指しています。  今回の特集では、子どもの生活習慣を整える工夫をお伝えします。    高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、いずれも血管を硬くする動脈硬化を進め、血管系の深刻な病気につながる可能性があります。  生活習慣病予防は大人のことと思いがちですが、子どもの頃からの規則正しい生活を心がけることが大切です。毎日の小さな積み重ねが体に大きな影響を及ぼします。 ■1 食事 おやつは量、時間を決めよう!  幼児期は特に、間食(おやつ)を食事の補食として取り入れるようにしましょう。間食というと、チョコレートやクッキーなどを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、果物やおにぎりなども間食になります。大切なのは、食べ過ぎないことと、時間を決めて食べることです。  間食を食べすぎて食事量が減ると、栄養素の不足を招きます。また、食事との間隔は2~3時間あけるようにして、量とバランスを意識して、栄養をとりましょう。 ■2 運動 たくさん 体を動かそう!  体をたくさん動かし、家族みんなで遊ぶことで、子どもの心と体は著しく成長していきます。  小さい頃から運動をすると、丈夫でバランスのとれた体を育みやすくなります。特に、運動習慣を身につけることで、生涯にわたる健康的な生活習慣の形成につながり、生活習慣病になる可能性も低くなります。 ■3 生活リズム、睡眠 早寝早起きを心がけよう!  規則的な生活リズムは、心身ともに健康な生活を送る基本となり、成長発達の土台となります。  まず、朝の決まった時間に起床し、朝の光を浴びることから始めましょう。朝の光を浴びると脳が目覚め、日中の活動が夜の睡眠を促します。  寝る時には、電気を消して暗く静かな環境をつくり、寝る環境を整え、眠りにつかせてあげましょう。寝ることで脳や体を休め、心身の成長を促してくれます。子どもが自然に眠くなるのを待つのではなく、意識的に眠りやすい環境を整え、眠気を誘うようにしましょう。 ■4 メディア視聴 ルールを決めよう!  昨今、スマホ、テレビ視聴を含むメディア接触の低年齢化、長時間化が問題視されています。  乳幼児期の子どもは、身近な人との関わりあいや遊びなどの実体験を重ねることによって、人間関係を築き、心と体を成長させます。  1日の利用時間を家庭内でルールとして決め、外での体を使った遊びを子どもと一緒にしてみましょう。また、ブルーライトなどの刺激は体内時計の調節を乱し、睡眠のリズムを崩してしまうので、眠りにつく1時間前から見ないように心がけましょう。 ■アンケートで見る高島市の子どもの生活習慣(令和6年度 健診時) 【1歳8か月児 メディア視聴時間】   1時間未満  17%   1~2時間  37%   2~3時間  23%   3~4時間  13%   4時間以上  4%   未記入    6%  1日2時間以上テレビやスマートフォンなどを視聴する子どもの割合が4割となっています。 【3歳6か月児 就寝時間】   20時台  12%   21時台  55%   22時以降 33% 3人に1人が22時以降に就寝しています。 ○令和元年度と比べると?  メディア視聴時間は2時間未満が約6ポイント増加、就寝時間は22時以降が約9ポイント増加しています。  子どもの頃の生活習慣は、大人になってからも続きやすく、変えがたいと言われています。将来の生活習慣病を予防するために、健康的な生活を送りましょう。  健康推進課では、健康に関するご相談をお受けしています。お気軽にご連絡ください。 □問 健康推進課  電話番号(25)8110 ③新しい資格確認書・資格情報のお知らせをお送りします  国民健康保険制度および後期高齢者医療保険制度加入の皆さんへ、8月1日(金)から使っていただく新しい資格確認書または資格情報のお知らせを7月中に郵送します。紛失などに注意し、大切にお使いください。  現在お使いの被保険者証などは、8月以降にご自身で廃棄していただくか、保険年金課または各支所窓口へ返却してください。 ※資格確認書は、令和6年12 月に廃止された被保険者証(保険証)の代わりとなるものです。 ■国民健康保険制度 加入の皆さんで、マイナ保険証を持っていない方  マイナ保険証を持っていない方には、「資格確認書」を簡易書留(白色封筒)で送付します。  医療機関などへ受診される際は、資格確認書をご提示ください。 ●「資格確認書」と「資格情報のお知らせ」はそれぞれ別に郵送します。同じ世帯の方でも状況によって別々に届くことがあります。 ●新しい資格確認書などの有効期限は最長令和8年7月31 日です。 ■国民健康保険制度 加入の皆さんで、マイナ保険証を持っている方  マイナ保険証を持っている方には、「資格情報のお知らせ」を普通郵便(緑色封筒)で送付します。  医療機関などへ受診される際は、マイナ保険証をご提示ください。マイナ保険証による受付ができない医療機関などでは、マイナ保険証と併せて資格情報のお知らせをご提示ください。 ※資格情報のお知らせだけでは受診できません。 ※ 70 歳未満で、既に「資格情報のお知らせ」をお持ちの方には送付しません。世帯主や住所の変更などがない場合は、そのまま使用できます。 ■国民健康保険制度 加入の皆さんで、70歳以上の方  8月以降の負担割合は、前年(令和6年中)の所得に応じて判定します。  令和7年8月から令和8年7月までに70 歳に到達される方の国民健康保険資格確認書の有効期限は、誕生日の月末までです。翌月1日からの資格確認書などは、誕生日の月末までに送付します。なお、1日生まれの方は誕生日から利用できますので、誕生月の前月末までに送付します。 ※ 75 歳に到達される方には、75 歳の誕生日の属する月の前月に、誕生日から使用できる後期高齢者医療資格確認書を簡易書留で送付します。 ■後期高齢者医療制度 加入の皆さんへ(75 歳以上の方および65 歳から74 歳までで一定の障がいのある方) 【申請なしで全員に資格確認書を送付します】  令和6年12 月2日以降は、後期高齢者医療被保険者証は新たに発行されなくなり、マイナ保険証を基本とする仕組みに移行しましたが、今回は、資格確認書をマイナ保険証の有無に関わらず後期高齢者医療制度に加入する方全員に送付します。  今回送付する資格確認書によって、これまでどおりの医療を受けることができます。 ●資格確認書を8月1日に更新します  毎年8月1日に世帯の負担割合などを判定します。現在、後期高齢者医療制度に加入の方全員の資格確認書が新しくなります。  新しい資格確認書は、7月中に簡易書留郵便で送付します。 資格確認書の有効期限は、令和8年7月31日です。 【限度区分の確認方法】  被保険者証が廃止されて以降、市に申請することで、資格確認書に限度額の区分の併記を行います。 ●申請手続きなど ・すでに限度額証を持っている方  資格確認書更新時に令和7年8月以降も対象となる場合には、新しい資格確認書に併記しますので、申請は不要です。 ・これまでに限度額証を持っていない方  市の窓口で交付申請が必要です。資格確認書と本人確認できるものをお持ちください。 ・マイナ保険証で受診する場合は、医療機関などにマイナ保険証を提示する際に「限度額情報の表示」に同意すれば、医療機関など窓口での限度額を超える支払いが免除されますので、事前の申請は不要となります。 ■保険料の額をお知らせします  被保険者の方に、令和7年度の1 年間の保険料の額や、お支払いの方法についての通知書を、7月に郵送します。  保険料の支払方法は、通知書の「特別徴収」の欄に金額が記載されていれば、その金額が公的年金から引き落とされます。「普通徴収」の欄に金額が記載されていれば、納付書か口座振替でお支払いいただくことになります。 ■更新手続きはお済みですか?福祉医療費受給券などをお持ちの皆さんへ  精神科通院医療費助成制度・母子・父子の福祉医療費受給券をお持ちで、申請が必要な方には、6月中に案内と申請書を送付しています。申請がお済みでない方は手続きを済ませてください。(7月14 日以降の申請は、受給券 の送付が遅くなりますのでご注意ください。) □問 保険年金課  電話番号(25)8137 滋賀県後期高齢者医療広域連合  電話番号077(522)3013 ④7月20日(日)は参議院議員通常選挙の投票日です  第27回参議院議員通常選挙が行われます。皆さんの意思を政治に反映させる大切な選挙です。大切な1票を無駄にしないよう、忘れず投票しましょう。  ※編集時点の内容となります。変更となる場合がありますのでご注意ください。 公示日:7月3日(木) 投票日:7月20日(日) 投票時間:7時~ 20 時 ※次の地域の投票所では閉鎖時間が19 時までに繰り上げになりますのでご注意ください。  野口(のぐち)、在原(ありはら)、山中(やまなか)、下(しも)、浦(うら)、小荒(こあら)路(じ)、天増川(あますがわ)、保坂(ほうざか)、角川(つのがわ)、椋川(むくがわ)、栃生(とちゅう)、雲洞谷(うとだに)、中牧(なかまき)、平良(へら)、村井(むらい) ■投票できる方  次の条件をすべて満たす方が対象です。  ①平成19 年7月21日以前に生まれた方  ②令和7年7月2日以前に高島市の住民基本台帳に登録され、引き続き3か月以上住所がある方  ③選挙人名簿に登録されている方 ■投票所を変更します  次の投票区は投票所が変更となりますのでご注意ください。  ○第21 投票区 高島市民会館 → 今津東コミュニティセンター  ○第38 投票区 朽木大野(おおの)集会所 → 朽木村井(むらい)集会所  ○第50 投票区 上寺(うえでら)区草の根ハウス → 第49区投票所 三田(みた)草の根ハウスと統合 ■投票所入場券・選挙公報の配布予定日  ▼入場券  7月4日(金)~ 10 日(木)  ▼選挙公報 7月9日(水)~ 18 日(金) ※入場券が届いていない場合や、紛失した場合など、手元にない場合でも投票することはできます。 ■期日前(きじつぜん)投票をご利用ください  投票日に、仕事や旅行、冠婚葬祭などの理由で投票所へ行けない方は、期日前投票をご利用ください。 【本庁】7月4日(金)~ 19 日(土) 8時30 分~ 20 時 【マキノ支所、今津老人福祉センター、朽木支所、安曇川ふれあいセンター、高島支所】7月12日(土)~ 19 日(土) 8時30 分~ 20 時 ■このような場合も投票できます ○身体の重度な障がいや病気のために、投票所へ行って投票することができない場合  自宅で投票用紙に記入して、郵送で投票する郵便投票という制度があります。ただし、条件は法で定められていて、障がいのある方すべてが対象となる訳ではありません。  この制度による投票を希望される場合は、「郵便投票証明書」が必要となります。交付には日数がかかりますので、7月10日(木)までに申請をしてください。 ○長期入院(療養)の場合  入院中の病院や入所している老人ホームなどの施設が不在者投票施設に指定されている場合は、その施設内で投票することができます。  ※施設長が本人の代わりに投票用紙を請求することができます。  ○出張などで市外にいる場合  高島市選挙管理委員会に「不在者投票宣誓書(兼請求書)」を提出し、投票用紙などを請求することができます。請求を受けた場合は、投票用紙などを郵送しますので滞在先の選挙管理委員会で投票を行ってください。郵送での手続きとなりますので時間がかかります。余裕を持って申請してください。郵送またはオンライン申請で請求を受け付けています。 □問 高島市選挙管理委員会事務局  電話番号(25)8538 ⑤戸籍に氏名のフリガナが記載されます  戸籍法の改正によって、5月26日以降、戸籍に氏名のフリガナが記載されることになりました。本籍地の市区町村から戸籍に記載される予定の氏名のフリガナが通知されますので、通知書が届きましたら必ず内容をご確認ください。  フリガナが認識と違う場合は、令和8年5月25日までに届け出てください。届出が受理されると、届け出た氏名のフリガナが戸籍に記載されます。  期日までに届出がなかった場合は、通知されたフリガナが戸籍に記載されます。期日までに届出をしなかった場合でも、その後1回に限り、記載された氏名のフリガナ変更の届出ができます。 ★すでに届け出たフリガナを変更する場合は、家庭裁判所の許可が必要になります。 ★すでにフリガナの届出をされた方にも通知書が届く場合があります。 ■届出方法 ・マイナポータル(オンライン) ・本籍地または住所地の市区町村窓口 ・郵送 ■届出をすることができる方 ①氏のフリガナ届…戸籍の筆頭者(筆頭者が除籍されている場合にはその配偶者、その配偶者が除籍されている場合にはその子) ②名のフリガナ届…戸籍に記載されている個人  ※届出人が15歳未満の場合は親権者などの法定代理人が届出人となります。 □問 市民課  電話番号(25)8018 ⑥気象情報の自動配信を始めました  近年、7月は局地的豪雨や線状降水帯による短時間の激しい雨で、全国各地で大きな被害が発生しています。大雨に伴う川の氾濫や土砂崩れなど、私たちの生活を脅かす自然災害に備えるため、早めの情報収集に努めましょう。  市では、風水害など発生時の被害軽減および予防対策の一環として、4月1日から各種広報媒体で気象情報の自動配信を始めました。市内で発表された気象に関する注意報や警報などを、市民の皆さんにいち早くお知らせします。  多発・激甚化している自然災害への備えとして各種広報媒体への登録をお願いします。 ■広報媒体ごとの配信内容 ①【メール配信サービス】リアルタイム高島(防災情報) 注意報、警報 ②市公式Facebook(フェイスブック)「あっと高島」 警報 ③市公式LINE(ライン) 警報 □問 防災課  電話番号(25)8133 ⑦障害者相談員にご相談ください  身体障害者相談員、知的障害者相談員は、地域の身近な存在として、障がいを抱える本人やご家族の不安や悩みなどの相談に応じます。秘密は固く守られますので、お気軽にご相談ください。相談員の連絡先は障がい福祉課までお問い合わせください。 ■身体障害者相談員 清水(しみず) 政治(まさはる)さん 今津町桂 福田(ふくだ) 浩司(ひろし)さん 新旭町針江 清水(しみず) 透(とし)弘(ひろ)さん 安曇川町青柳 松宮(まつみや) 喜子(よしこ)さん 安曇川町青柳 中村(なかむら) 眞(ま)奈美(なみ)さん 武曽横山 三原(みはら) 新悟(しんご)さん 朽木荒川 ■知的障害者相談員 高木(たかぎ) 照代(てるよ)さん マキノ町海津 駒井(こまい) 正一(しょういち)さん 安曇川町北船木 小嶋(こじま) 典子(のりこ)さん 勝野 □問 障がい福祉課  電話番号(25)8516 ⑧定額減税補足給付金(不足額給付)のお知らせ  令和6年度に実施した定額減税補足給付金(調整給付)において、支給額に不足が生じた方などに、給付金を支給します。給付の対象になると見込まれる方には、7月中旬から案内書類を送付しますので、ご確認ください。 ■不足額給付1 ▼対象  令和6年度に実施した調整給付の算定に際し、令和5年所得などを基に推計した令和6年分推計所得額を用いて算定したことによって、令和6年分所得額・定額減税の実績額が確定した後に、本来給付すべき額と調整給付の給付額との間で差額が生じた方 ▼例  令和6年中に子どもが産まれ、扶養親族が令和6年中に増加したことによって、所得額分の定額減税可能額が増加した方 ▼給付金額  「本来給付すべき額」と「令和6年度に実施した当初調整給付額」との差額(1万円単位で切り上げ) ■不足額給付2 ▼対象  本人および扶養親族などとして定額減税対象外であり、かつ低所得者向け給付の対象世帯の世帯主・世帯員にも該当しなかった方 ▼例  ・青色事業専従者  ・白色事業専従者  ・合計所得額48 万円超の方 ▼給付金額  原則4万円(定額) □問 社会福祉課  電話番号(25)8535 ⑨いつまでも自分らしい生き方ができるように たかしまマイウェイノートを活用しませんか?  人生100年時代と言われる中、医療や介護が必要な状態になっても、本人の望む暮らしを続けることができるよう、元気なうちから考えておくことが大切です。  人生のこれまでやこれからを整理したり、自分の思いを家族や信頼する人、医療や介護・福祉などの専門職と共有したりするために、高島市オリジナルエンディングノート「たかしまマイウェイノート」をご活用ください。 ■義母が記したマイウェイノート~ある家族のお話~  義母の書いたマイウェイノートについて、私は保管場所を聞いていましたが、ノートは亡くなった時に初めて見るものという認識でしたので、生前に中身を見ることはしていませんでした。しかし、亡くなった後に記載されている内容を見て、義母の行きたい場所やしたいことなど、事前に目を通していたらしてあげられたのに…と後悔しました。元気な時だからこそ、書いておくことが大切だと思います。義母も機会があればノートの大切さを周りの友人や知人に話していましたし、今回私も身に染みて必要性を実感しました。 ■ノートに関する問い合わせ先  高島市医師会 在宅療養支援センター(高島市民病院内)                          電話番号(20)9005  高齢者支援課(高島市地域包括支援センター)   電話番号(25)8150 □問 高齢者支援課  電話番号(25)8150 ⑩たかしま 元気 食プランの取り組みがスタートしました!  市では、今年3月に「たかしま 元気 食プラン ー 高島市食育推進計画(第4次)ー」を策定し、2つの重点プロジェクトがスタートしました。 ■①野菜をもりもり食べようプロジェクト  ・健康推進員による野菜食べ隊活動  市民の野菜摂取量が増加するように、「食育の日」や各種イベントを活用して、野菜についての知識の啓発、野菜料理の実演、野菜レシピの配布を行っています。  ・小学校での食育体験活動  ・農産物に関する情報発信 ■②高島まるごと味わうプロジェクト  ・発酵食文化体験教室(みそづくり)  園や小学校でのみそづくり、公民館教室での発酵食に関する講座などを通じ、発酵食の魅力や良さを認識できる体験教室の場を提供しています。  ・地元産農産物を知るマルシェ  ・マップによる旬の農産物の啓発  ・食育実践者育成支援事業 □問 健康推進課  電話番号(25)8110 ⑪令和6年度消費生活相談報告  ■年度別相談件数  令和2年度   323件  令和3年度   302件  令和4年度   281件  令和5年度   282件  令和6年度   316件    ■令和6年度の年代別相談件数  20歳未満   4件  20歳代    12件  30歳代    17件  40歳代    32件  50歳代    20件  60歳代    74件  70歳以上   108件  そのほか・不明  49件   〇相談件数は316件で、通信販売によるトラブルが全体の40%を占めました。その内「化粧品」「健康食品」の定期購入が上位を占めていて、相談件数が増えた要因のひとつになっています。 〇ネット通販で商品を注文するときは、契約内容や解約・返品のルールを必ず確認しましょう。 〇年代別にみると60歳以上の方からの相談が半数を超えています。 □問 消費生活センター 電話番号(25)8106 ⑫みんなで575  ≪別添参照≫ ⑬お誕生おめでとう!  ≪別添参照≫ ⑭謹んでお悔やみ申し上げます  ≪別添参照≫ ⑮歴史散歩「デジタル技術を使って文化財活用」 中江藤樹・たかしまミュージアムでの活用  中江藤樹・たかしまミュージアムでは、来館された方に高島の多様な歴史や文化の魅力を体感していただき、展示資料の理解が深まるように解説映像を上映しています。  その中では、清水(しみず)山城館(やまじょうかん)を再現したCG(コンピュータグラフィックス)や、デジタル技術を駆使して作られた「動く江若鉄道」の映像が使われています。 ○清水山城館のCG再現  清水山城の城主は、鎌倉期から当地域に割拠した近江(おうみ)源氏(げんじ)佐々木(ささき)氏の一族である高島七頭(しちがしら)の惣領家、佐々木(ささき)越中(えっちゅう)氏とされています。築城された時期などは判明していませんが、元亀(げんき)4年(1573年)頃まで存続していたと考えられています。清水山城館のCGは、過去の調査記録や専門家の監修、有識者の助言を積み重ねて、当時の山城の姿を再現しています。 ○デジタル技術を用いた映像  昭和2年(1927年)に、江若鉄道が高島の地を初めて走った当時の写真が残っています。この写真からAI技術を用いて、当時の車両が力強く走る映像を生成しています。このほか、現在は行われていない祭礼行事のようすが録画された古いビデオテープ映像の高画質化や、継体(けいたい)大王(だいおう)関係地でのドローン空撮映像を用いるなど、さまざまな手法を取り入れて映像を制作しています。 これからの文化財活用  中江藤樹・たかしまミュージアムでは、オープンに合わせてさまざまな資料を展示していますが、これは市内に残る膨大な資料のごく一部にすぎません。  今後は、デジタル技術を活用して、現実では見ることができない姿を復元したり、データベース化によって資料の検索を容易にしたりしながら、文化財の有効活用と保存に努めていきたいと考えています。 ※中江藤樹・たかしまミュージアムについて詳しくは、広報6月号 特集1をご確認ください。 □問 文化財課 電話番号(25)8559