﻿_id	対象	対象２	カテゴリー	キャッチ	書名	書名２	シリーズ名１	シリーズ名2	著者1	著者2	著者3	著者4	出版社1	出版社2	刊行年1	刊行年2	ページ数	本体価格	書評	請求記号	備考
1	小学校４～６年生	""	""	""	青い鳥	""	""	""	メーテルリンク／作	末松氷海子／訳	大社玲子／さし絵	""	岩波書店	""	2004		254.0	""	貧しい木こりの子、チルチルとミチルの兄妹は、クリスマスの前の晩、魔法使いのおばあさんに幸せの青い鳥を探しに行くように言われる。魔法使いがくれた帽子に付いているダイヤモンドを回すと、たちまち身のまわりの物や生き物の魂が目に見えるようになる。姿を現し、口をきくようになった犬の精、猫の精、そして光の精たちとともにふたりは、思い出の国、夜の御殿、幸福の楽園、未来の国等を次々に訪れる。子どもたちは青い鳥を求める旅の中で、幸福の本当の意味に気付いていく。哲学的で抽象的なテーマを子どもに楽しめる劇の形で世に問うた世界的に有名な作品。旧版は、若月紫蘭訳。	""	（岩波少年文庫）
2	小学校４～６年生	""	""	""	赤毛のアン	""	""	""	Ｌ・Ｍ・モンゴメリー／作	掛川恭子／訳	山本容子／画	""	講談社	""	1990		470.0	""	初老の兄妹マシューとマリラは、孤児院から男の子をもらおうとしていた。ところがやって来たのは、赤毛でやせっぽちの女の子アンだった。おしゃべりで空想好きのアンは、静かな村でいつも騒動の中心に身を置いてしまう。「ニンジン！」とからかった学友ギルバートの頭を石盤で叩いたり、親友のダイアナをお茶に招いて酔わせてしまったり……。それでも明るく積極的に生きるアンは老兄妹の心の支えになっていく。シリーズは全10巻。アンを取り巻く人々や美しい島の風景が物語を一層魅力的にしている。本書を初めて日本に紹介した村岡花子の訳も1953年以来広く親しまれている。	""	（完訳赤毛のアンシリーズ）
3	小学校４～６年生	""	""	""	あしながおじさん	""	""	""	Ｊ・ウェブスター／作・画	坪井郁美／訳	""	""	福音館書店	""	1970		264.0	""	孤児院で育ったジュディーは、評議員のひとりに文才を見込まれて、大学に行かせてもらうことになる。条件は、月に１度その紳士に大学生活の様子を知らせる手紙を書くこと。ただし、紳士の名は明かされず、返事もなしということだった。ジュディーは彼を“あしながおじさん”と呼んで、たくさんの手紙を書き送る。何もかもが新鮮な日々の出来事を思うままに書き綴った手紙は、驚きや喜びに満ちあふれている。手紙に添えられた落書きのようなイラストがユーモラスで楽しい。岩波少年文庫（新版）は、谷口由美子訳。ジュディーの親友サリーが院長になって孤児院を良くしようと奮闘する続編がある。	""	（福音館古典童話シリーズ）
4	小学校４～６年生	""	""	""	アナグマと暮した少年	""	""	""	アラン・Ｗ・エッカート／作	中村妙子／訳	""	""	岩波書店	""	1982		222.0	""	開拓民のマクドナルド夫婦の末息子ベンジャミンは、きゃしゃで内気な６歳の少年。母親以外の人間には心を開かないが、動物と心を通わすことのできる能力を持っていた。父親はそんなベンに、いらだちを募らせていた。ある日ベンは草原で大雨にあい、大きな穴に入り込む。そこは、子どもをなくした雌のアナグマの巣穴だった。アナグマはベンに食べ物を持って来るようになり、奇妙な共同生活が始まった。アメリカの大自然を舞台に、野生動物の生態が生き生きと正確に描かれる。緊張感あふれるストーリー展開は、読者をぐいぐい惹きつけ、家族の絆とは何であるかを深く問いかけてくる。	""	""
5	小学校４～６年生	""	""	""	アーミッシュに生まれてよかった	""	""	""	ミルドレッド・ジョーダン／作	池田智／訳	""	""	評論社	""	1992		221.0	""	アーミッシュの家に生まれたケティは11歳。キリスト教の一宗派で、限りない人間の欲望と戦いながら、簡素な生き方を守り続けるアーミッシュの人たちは、電気も自動車も使わない。ケティは罪悪感にかられながらも、双子のジェイクが内緒で聴いているラジオに耳を傾けたり、赤い服を着ている同級生をうらやましく思ったりしてしまうのだった。ところがある日、親たちもラジオを聴いていたことを知り……。ひとりの少女が自分の欲望に悩み苦しみながらも、神様が求めるように生きようと懸命に努力する姿を飾らない文章で描き出す。豊かな生き方とは何かを考えさせてくれる作品。	""	""
6	小学校４～６年生	""	""	""	アメリカのむかし話	""	""	""	渡辺茂男／編訳	桜井誠／カット	""	""	偕成社	""	1977		344.0	""	そりを引くひもは虹、弓のつるは天の川という、余人には見ることの叶わぬ大酋長の壮大で美しい姿。それを目にすることができ、大酋長の花嫁に選ばれたのは、いじめられっ子で心の優しい娘だったという「小さなこげた顔」等〈インディアンの伝説〉。ロシアやグリムの昔話を思い出させる〈ヨーロッパからつたわった話〉。知恵がまわるウサギどんにキツネどんやクマどんがしてやられる〈黒人の民話〉。投げ縄で竜巻を捕まえるカウボーイのあきれるほど愉快な〈ほら話〉。４つに分けた構成が、アメリカの成り立ちを感じさせる。30編を収録。	""	（偕成社文庫）
7	小学校４～６年生	""	""	""	あらしの前	""	""	""	ドラ・ド・ヨング／作	吉野源三郎／訳	ヤン・ホーウィ／さし絵	""	岩波書店	""	1969		230.0	""	第２次世界大戦中、オランダの小さな村に医者のオルト一家は暮らしていた。村人の信頼厚い父と家族思いの母のもとで、子どもたちは平穏な日々を送っていた。ところが、彼らの住む村にもナチスドイツ軍が侵攻してくる。続編『あらしのあと』は、終戦から１年後を描く。人々の暮らしや生き方まで変えてしまった戦争の傷はなお癒えず、虚無感におそわれ苦悩しながらもそれぞれに生きる希望を模索する子どもたち。信念を持って、新たな出発を目指すオルト家の人々の真摯な姿が、心に響く。実在したかのような存在感を持つ登場人物は、読者の心の友として、いつまでも生き続けるだろう。	""	""
8	小学校４～６年生	""	""	""	アラビアン・ナイト	""	""	""	ケイト・Ｄ・ウィギン，ノラ・Ａ・スミス／編	坂井晴彦／訳	Ｗ・ハーヴェイほか／画	""	福音館書店	""	1997		584.0	""	世界中で一番不思議な本といわれているだけあって、子どもの心をとらえる謎や魔法や冒険に満ちている。アラビアやペルシャの人々が語り継いできた物語は、異国情緒にあふれ波乱万丈、端正で美しく、驚嘆に値する。細密画風の版画の挿絵がその感を一層強める。「アリ・ババと四十人の盗賊の話」「アラディンと魔法のランプ」等おなじみの話の他、「アジブ王の物語」「ものいう鳥と歌う木と金色の水」等、日本の児童向けに訳者が選んだ８編が楽しめる。岩波少年文庫（上・下）は、ディクソン編、中野好夫訳。	""	（福音館古典童話シリーズ）
9	小学校４～６年生	""	""	""	アレックと幸運のボート	""	""	""	リー・キングマン／作	山内玲子／訳	ジョン・キルロイ／表紙画	""	岩波書店	""	2002		220.0	""	アレックは、入り江の近くに住む11歳の少年。ボートレースでの優勝を夢見ているが、練習用のボートすら持っていない。親しい老婦人ミス・ロングリーは、アレックがフェスティバルの抽選で外したボートを手に入れ、面倒を見るようにと貸してくれる。真剣にトレーニングを始めたアレックだったが、練習中の事故で海に投げ出されてしまう。ショックから立ち直れないアレックは、レースをあきらめようとするが……。アメリカ北東部のリゾート地を舞台に、両親や周囲の大人たちに見守られながら、ひと夏の経験を通して大きく成長する少年の姿をさわやかに描く。夏にすすめたい１冊。	""	""
10	小学校４～６年生	""	""	""	アンデルセン童話集１・２	""	""	""	H・C・アンデルセン／作	大畑末吉／訳	初山滋／絵	""	岩波書店	""	1984	1967	300・274	""	時代を越え、国境を越えて多くの人々に愛されているアンデルセンの童話の中から、「小クラウスと大クラウス」「みにくいアヒルの子」「青銅のイノシシ」「パンをふんだ娘」「人魚姫」「赤いくつ」「雪の女王」等、33編を収録。可憐で清らかなもの、貧しいもの、虚栄心にとらわれたもの等、作中人物の姿を通して人生の真実が描かれている。著者の人生観や憧れを色濃く紡ぎ出した真情あふれる物語は、読者の心に深く染み入る。『おやゆび姫』『野の白鳥』の新装版。岩波少年文庫は３分冊。福音館書店の『アンデルセンの童話１～４』は、大塚勇三編訳。	""	""
11	小学校４～６年生	""	""	""	家なき子上・中・下	""	""	""	エクトール・マロ／作	二宮フサ／訳	エミール・アントワーヌ・バイヤール／さし絵	""	偕成社	""	1997		352・356・415	""	捨て子のレミは、８歳のとき、養父の手で動物旅芝居の団長に売られてしまう。愛する養母と引き離されたレミは、厳しくも心温かい団長を師匠と慕い、一座の４匹の動物たちとともにフランス各地を旅して歩く。ある日、警官ともみ合いになった団長が牢屋に入れられてしまい、残されたレミは、小船で運河を旅する病身の少年とその母親に運命的に出会う。幼くして世間に投げ出され、数々の困難に直面しながらも、愛する人々との交わりを通して成長していく少年の姿を生き生きと描いている。姉妹編に、両親を亡くした少女が主人公の『家なき娘上・下』がある。	""	（偕成社文庫）
12	小学校４～６年生	""	""	""	イソップのお話	""	""	""	河野与一／編訳	稗田一穂／さし絵	""	""	岩波書店	""	2000	1955	326.0	""	動物や人間を主人公にした短いお話に、生き方や考え方についての教訓を盛り込んだ「イソップ寓話集」の中から、子ども向きの300篇を選んだお話集。「ウサギとカメ」や「北風と太陽」等、誰でも一度は聞いたことがあるおなじみの話も入っている。桃山時代に日本に伝えられて以来、約400年に渡り広く親しまれてきた。子どもたちには、１つ１つの話の最後に付された教訓を鵜呑みにせず、考えるきっかけにするよう伝えたい。	""	（岩波少年文庫）
13	小学校４～６年生	""	""	""	ウィロビー・チェースのおおかみ	""	""	""	ジョーン・エイケン／作	大橋善恵／訳	""	""	冨山房	""	1975		312.0	""	ウィロビー・チェースは、荒地におおかみがうろつくヨークシャーの田舎にある大屋敷。ある冬、ウィロビー卿は、一人娘のボニーとそのいとこのシルビアを家庭教師に託し旅に出る。ところが家庭教師は、少女たちを追い出し屋敷を乗っ取る計略を企てていた。やがて、ボニーはシルビアとともに孤児院に入れられるが、危ういところを友人のサイモンに救われる。彼は屋敷の森で自活する心優しい少年だった。３人は助けを求めてロンドンに行き、力を合わせて屋敷を取り戻す作戦を練るが……。イギリス史の中に作り上げた想像上の一時代を背景に、少年や少女が知恵と勇気をもって悪者たちに立ち向かう冒険小説シリーズの第１作。第２作は、サイモンがバターシー公爵夫妻を悪者たちから救う『バターシー城の悪者たち』。以降、第２作に登場した勇敢な少女ダイドーを主人公にした『ナンタケットの夜鳥』『ぬすまれた湖』『かっこうの木』へと続く。各巻ごとに仕掛けられたユーモアあふれる斬新なアイデアは、子どもたちの胸を高鳴らせ夢中にさせる。また、緊張感のあるスピーディな展開は読者を惹きつけ、波乱万丈の物語を心ゆくまで楽しませてくれる。この他エイケンの長編には『ささやき山の秘密』等がある。	""	""
14	小学校４～６年生	""	""	""	ウサギどんキツネどん	リーマスじいやのした話	""	""	Ｊ・Ｃ・ハリス／作	八波直則／訳	Ａ・Ｂ・フロースト／さしえ	""	岩波書店	""	1953		278.0	""	アメリカ南部の黒人の間に伝わる昔話を集めたもの。キツネどんが、コールタールとマツヤニで作ったべたべたの人形を使ってウサギどんを捕まえる「タールぼうずの話」や、カメどんが自分そっくりの家族の手を借りて、ウサギどんとの〈走りっこ〉に勝ったように見せかける「ウサギどんに〈あいて〉があらわれた話」等34編が収められている。動物たちが智恵をしぼって相手にいっぱい食わせる内容の話が多く、いずれも黒人のリーマスじいやが白人の男の子に語り聞かせる形をとっている。南部黒人のなまりを用いた原文の雰囲気がよく生かされた訳文は、話に一層のおかし味を与えている。	""	（岩波少年文庫）
15	小学校４～６年生	""	""	""	ウサギの丘	""	""	""	ロバート＝ローソン／作	田中薫子／訳	""	""	フェリシモ	""	2002		202.0	""	“大きな家”にまた人がやって来る――このニュースに丘は大騒ぎ。ウサギのジョージーぼうやの一家、モグラ、ウッドチャックのポーキー等、丘に住む動物たちにとって、しばらく空き家だった家に新しい住人がやって来ることは、大きな関心事だった……。動物と人間が共存する理想的な関係を描いたファンタジー。絵本『はなのすきなうし』（岩波書店）の画家としても有名な作者が手がけた挿絵は、作品を一層親しみやすいものにしている。版元を変え新訳での復刊。続編に、仲良くなった隣人が冬の間、丘を離れたため、動物たちが難儀を強いられる『ウサギが丘のきびしい冬』（三原泉訳あすなろ書房）がある。	""	""
16	小学校４～６年生	""	""	""	うちのおばあちゃん	""	""	""	イルゼ・クレーベルガー／作	齋藤尚子／訳	ハンス・ベーレンス／さし絵	""	徳間書店	""	2000		208.0	""	ドイツの田舎に暮らすピーゼラング一家のおばあちゃんは、乳母車を押しながらローラースケートをとばして買い物に出かける元気者。孫たちは、困った時にいつもそばにいてくれるおばあちゃんが大好きだった。カウボーイに憧れていた12歳のヤンは、ある日、アメリカへの移住を思い立ち、次の日の朝早くこっそり家出をする。列車に乗り込んだヤンは、おばあちゃんが乗っているのを見てびっくり。ヤンと遠足を楽しもうと付いて来たのだった……。風変わりだが、愉快で頼れるおばあちゃんは、ヤンの自慢のおばあちゃん。読者の子どもたちにも憧れと親しみをもって迎えられるだろう。	""	""
17	小学校４～６年生	""	""	""	海のたまご	""	""	""	ルーシー・M・ボストン／作	猪熊葉子／訳	""	""	岩波書店	""	1997		190.0	""	海辺の別荘に来ていたトビーとジョーの兄弟は、不思議な魅力に惹きつけられるように、エビ捕りのおじさんから美しいたまご型の石を買い取る。ふたりが〈海のたまご〉だと信じて疑わないその石は……。コーンウォールの荒海を背景に海の子トリトンと少年たちの友情を描く。海の色、雨の音、磯の匂い、月光の神秘や狂おしい嵐等々、作者の五感でとらえられた自然は、繊細で新鮮な表現で描き出され、詩のような印象で感性に訴えてくる。物語の真の主人公は“海”ではないかという訳者のことばにも頷ける。作中の少年たちと同様、読者にも忘れ得ぬ体験を与えてくれる作品。	""	（岩波少年文庫）
18	小学校４～６年生	""	""	""	エーミールと探偵たち	""	""	""	ケストナー／作	高橋健二／訳	ワルター・トリヤー／さし絵	""	岩波書店	""	1962		212.0	""	エーミールは美容師のお母さんとふたり暮らし。忙しいお母さんに代わって、ベルリンに住むおばあさんのところへお金を届けることになる。ところが、汽車の中で眠り込み、大切な140マークを盗まれてしまう。同じ車室にいた山高帽の男が怪しいとにらんだエーミールは、初めてのベルリンの街で追跡を始める。グスタフを始めとする少年探偵たちやいとこの応援を得て、犯人を追い詰めていくエーミールの活躍に、子どもたちも喝采を送るだろう。1929年に出版され、今も愛され続けるケストナーの代表作。岩波少年文庫（新版）は、池田香代子訳。続編に『エーミールと三人のふたご』がある。	""	（ケストナー少年文学全集）
19	小学校４～６年生	""	""	""	大きなたまご	""	""	""	オリバー＝バターワース／作	松岡享子／訳	ルイス＝ダーリン／さし絵	""	学研	""	1968		272.0	""	ネイト＝トゥイッチェルは、アメリカのニューハンプシャー州フリーダムという町に住む12歳の男の子。６月の朝、飼っている１羽のめんどりが、自分の体と同じくらい大きなたまごを産んだ。６週間後、たまごからかえったのは、恐竜トリケラトプスだった。さあ、世間は大騒ぎ！田舎町で生まれた恐竜をめぐって騒動が繰り広げられる愉快な物語。大きなたまごから何が生まれるか、どんどん大きくなっていく恐竜がどうなるのか、最初から最後まで目が離せず、無駄のない鮮やかな物語展開は、フィクションでありながら、うそっぽさを感じさせない。時代を越えて、文句なく楽しめるお話。	""	""
20	小学校４～６年生	""	""	""	大きな森の小さな家	""	""	""	ローラ・インガルス・ワイルダー／作	恩地三保子／訳	ガース・ウィリアムズ／画	""	福音館書店	""			""	""	大きな森の小さな丸太小屋に住む5歳のローラは、好奇心旺盛な女の子。周囲に家も道もない大自然の中、両親と姉、妹の５人で暮らしている。父さんは狩りや森の開墾、母さんは炊事や洗濯、バターやチーズ作り等で忙しい。ローラも姉と一緒にできることは手伝った。ローラにとって一番楽しいのは冬の夜、父さんがヴァイオリンを弾いて歌ったり、お話をしてくれたりするひとときだった。寒さが戻った春の朝、父さんが「砂糖雪だよ」と言うので、ローラは舐めてみるが水の味しかしない。父さんは春先に雪が降るとかえで糖がたくさん取れるから、この季節の雪を砂糖雪と呼ぶのだと教えてくれるのだった。100年以上も昔のアメリカを舞台に、開拓生活の中で成長していく少女とその家族を描いた著者の自伝的物語。両親の愛に満ちた素朴で温かい一家の暮らしが、四季を通じてありのままに語られ、読者はローラの体験を通して、自然の厳しさや生きる喜びを感じ取るだろう。続編として『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』『シルバー・レイクの岸辺で』『農場の少年』が同社から、その続きを描いた『長い冬』『大草原の小さな町』『この楽しき日々』『はじめの四年間』『わが家への道－ローラの旅日記』が岩波書店（岩波少年文庫新版は谷口由美子訳）から出版されている。	""	（インガルス一家の物語）
21	小学校４～６年生	""	""	""	おじいさんのランプ 	新美南吉童話集	""	""	新美南吉／作	赤羽末吉，鈴木義治／画	""	""	岩波書店	""	1965		344.0	""	町で初めてランプのあかりを見た巳之助は、「文明開化だ」と感動し、村に帰ってランプ商売を始め成功する。時は流れ、町では電燈が出回り始めるが、今度は、巳之助が新しい文明の利器を受け入れられない。その後、古い商売に固執することは誤りだったと悟った巳之助は、全てのランプを池のふちの木につるし、１つ１つに石を投げて割っていき、潔くランプ商売を終える。この表題作の他、子どもの信頼が盗人を改心させる「花のき村と盗人たち」や、幼い子向きの「てぶくろを買いに」等を収録。著者の故郷知多半島を舞台に庶民を描いた人間味豊かな作品が多い｡岩波少年文庫の書名は『ごんぎつね』。	""	""
22	小学校４～６年生	""	""	""	オズの魔法使い	""	""	""	Ｌ・Ｆ・バウム／作	渡辺茂男／訳	Ｗ・Ｗ・デンスロウ／画	""	福音館書店	""	1990		320.0	""	カンザスの大草原に住む女の子ドロシーは、ある日、大竜巻に巻き上げられ、自分と同じほどの背丈で奇妙な服装をしたマンチキンたちの国に降り立つ。カンザスへ帰りたいドロシーは、願いを叶えてもらうため、オズ大王に会いにエメラルドの都へと冒険の旅に出る。途中出会った脳みそのないかかし、臆病なライオン、心臓のないブリキのきこりと力を合わせ、無事に都へたどり着いたドロシーだったが……。デザイン性豊かな絵は、国ごとに色づかいを変える巧みな趣向と相まって、読者を物語に引き込む。陽気なアメリカ人気質を感じさせる明るさとユーモアにあふれるファンタジー。	""	（福音館古典童話シリーズ）
23	小学校４～６年生	""	""	""	オタバリの少年探偵たち	""	""	""	セシル・デイ・ルイス／作	瀬田貞二／訳	Ｅ・アーディゾーニ／さしえ	""	岩波書店	""	1957		254.0	""	オタバリ市に住む少年たちは、２派に分かれて戦争ごっこばかり。そんなある日、ニックが蹴ったボールが校舎の窓を割り、弁償するはめに。リーダー格のテッドが皆で弁償しようと言い出し、２派は休戦して、靴みがきや窓みがきをしてお金を集めた。ところが、テッドが預かっていたお金が、鍵をかけた箱の中からなくなってしまう。ジョージやニックが彼の無実を証明しようと、調査し始めたところ、町のチンピラの怪しい行動が浮かび上がってきて……。少年たちが大人顔負けの行動力で推理したり、証拠を探したりと活躍する物語。確かな友情と正義が勝つ結末が、爽快な読後感をもたらす。	""	（岩波少年文庫）
24	小学校４～６年生	""	""	""	鬼の橋	""	""	""	伊藤遊／作	太田大八／画	""	""	福音館書店	""	1998		344.0	""	元服前の篁は、異母妹の比右子を誤って死なせてしまう。自責の念から無為に時を過ごしていた篁は、孤児阿子那と出会う。阿子那は異形の非天丸を唯一の頼みとして、亡き父が作った橋を濁流から守ろうとしていた。鬼と人間という垣根を越えたふたりの間の信頼の情を目の当たりにして、篁の心の中で何かが少しずつ変わっていく。現世と冥界を往き来したという伝説を持つ平安時代の歌人小野篁をモデルに、貴族の少年が自分とは異なる世界に住む人々の生き様に触れ、成長していく姿を描く。同じく平安朝を舞台にした作者の作品に、怨霊に立ち向かう少年たちを描いた『えんの松原』がある。	""	""
25	小学校４～６年生	""	""	""	お話を運んだ馬	""	""	""	Ｉ・Ｂ・シンガー／作	工藤幸雄／訳	マーゴット・ツェマック／さし絵	""	岩波書店	""	2000	1981	218.0	""	ポーランドのユダヤ人街で育ち、戦争で虐殺された同胞を偲び、東ヨーロッパのユダヤ人のことばイディシ語で作品を書き続けたノーベル文学賞受賞作家の短編集。\ｎお話が好きでたまらない子どもが、長じて愛馬とともにお話の楽しさを伝え歩く「お話の名手ナフタリと愛馬スウスの物語」や「ワルシャワのハヌカ前夜」のように作者の幼い日の思いや体験を題材とした話、「ランツフ―イェンツル伯母さんのお話から―」「ヘルムのとんちきとまぬけな鯉」等、ユダヤに伝わる妖精やとんまな人々の話から想を得たものを含む８編を所収。『まぬけなワルシャワ旅行』でも８編を楽しめる。	""	（岩波少年文庫）
26	小学校４～６年生	""	""	""	お姫さまとゴブリンの物語	""	""	""	マクドナルド／作	脇明子／訳	アーサー・ヒューズ／挿画	""	岩波書店	""	2003	1985	370.0	""	昔、山の上の大きな館に、愛らしいアイリーン姫が住んでいた。地下の洞窟にはゴブリンたちが住み、地上の人々を困らせては喜んでいた。ある時、炭鉱夫のカーディは、ゴブリンたちがアイリーン姫を地下王国の花嫁にしようと企んでいるのを偶然聞き、姫を守ろうとするが……。かわいらしくて芯の強いアイリーン姫、陽気で優しいカーディ、怖いが間の抜けているゴブリンたち等、個性的な登場人物が活躍する冒険ファンタジー。マクドナルドの豊かな想像力が生み出した世界は、不思議に満ちていて、子どもたちの心をときめかせる。続編に『カーディとお姫さまの物語』がある。	""	（岩波少年文庫）
27	小学校４～６年生	""	""	""	思い出のマーニー上・下	""	""	""	ジョーン・ロビンソン／作	松野正子／訳	ペギー・フォートナム／絵	""	岩波書店	""	2003	1980	238・226	""	幼くして母と祖母を亡くしたアンナは、養父母との暮らしに馴染めず、海辺の小さな村に住む老夫婦に預けられる。船着き場に出かけ、入り江に面した古い大きな屋敷を見つけたアンナは、求めていたものにようやくめぐり会えたような不思議な感覚を覚えるのだった。やがてアンナは、屋敷に住む謎めいた少女、マーニーと出会う。ふたりは強く惹かれ合い、毎日一緒に過ごすようになるが……。周囲から心を閉ざしてしまった孤独な少女が、永遠の友情を誓い合った友との交流をきっかけに、頑なな心を解きほぐしていく姿を描く。マーニーの秘密が明かされる結末が、静かな感動を呼ぶ。	""	（岩波少年文庫）
28	小学校４～６年生	""	""	""	怪談	小泉八雲怪奇短編集	""	""	小泉八雲／作	平井呈一／訳	須田寿／さし絵	""	偕成社	""	1991		254.0	""	壇の浦の合戦で、源氏に滅ぼされた平家を供養するため建立された赤間が関（現在の下関）の阿弥陀寺。この寺に住む芳一という盲目の琵琶法師は、弾き語りの名人で、源平の物語、わけても壇の浦合戦の段を得意としていた。ある夏の晩、芳一のもとへ見知らぬ武士がやって来て、主君の前で語るように命じる。言われるままに、武士とともに出かけた芳一だったが……。この「耳なし芳一の話」を始め、「ムジナ」「雪女」等を収録。日本の古典を素材とし、洗練された文学作品を生み出したアイルランド人、ラフカディオ＝ハーン（小泉八雲）の怪異談から19編を選び、子ども向けに訳を見直したもの。	""	（偕成社文庫）
29	小学校４～６年生	""	""	""	海底二万海里	""	""	""	Ｊ・ベルヌ／作	清水正和／訳	Ａ・ド・ヌヴィル／画	""	福音館書店	""	1973		752.0	""	“なにかばかでかいもの”に衝突する船が相次ぎ、怪物を仕留めるための遠征隊に同行した海洋博物学者と彼の忠実な従者は、銛打ちの名手ともども海に落ちる。救ってくれたのは、最先端の科学技術によって造られた潜水艦で、これこそ怪物の正体だった。人間社会に憎悪を抱く謎の人物ネモ艦長とともに、３人は世界の海を巡る。1869年に書かれた作品だが、海底火山の噴火、南極点への到達など次々と展開する光景は、今読んでも驚異に満ち、未知の世界への憧れと探究心をかきたてる。文明や人間への深い洞察力に裏打ちされた作品。岩波少年文庫（新版）は、『海底二万里上・下』で私市保彦訳。	""	（福音館古典童話シリーズ）
30	小学校４～６年生	""	""	""	怪物ガーゴンと、ぼく	""	""	""	ロイド・アリグザンダー／著	宮下嶺夫／訳	アンディ・バーガー／装画	""	評論社	""	2004		300.0	""	病気をして長く学校を休んでいたぼく“デビッド”は、親戚のアニーおばさんに勉強を教えてもらうことになった。おばさんはぼくをボーイと呼び、ぼくはおばさんをガーゴンと呼んだ――それはふたりだけの小さな秘密だった。長じて作家となった著者が、少年時代の思い出を時にユーモラスに、時に感傷を込めて綴った自伝的作品。持てる知識を惜しみなく、愛情をさりげなくひとりの子どもに注いだ老婦人と、彼女から深い影響を受けた少年の心の交流を鮮やかに描く。物語の合間に盛り込まれた主人公の創作によるタイムトラベル風の話からは、作者が着想を作品に仕上げていく過程も垣間見え、興味深い。	""	""
31	小学校４～６年生	""	""	""	風と木の歌 	童話集	""	""	安房直子／著者	司修／絵	""	""	偕成社	""	2006		222.0	""	鉄砲をかついで山道を歩いていたぼくは、ききょう畑で見かけた白い子ぎつねを追って、染め物屋にたどり着いた。子ぎつねが化けたらしい店員の親指と人差し指は、ききょうの花で青く染められていた。青く染めた４本の指でひし形の窓を作ってのぞくと、今はもう会えない人の面影を見ることができるという。ぼくは感激した。子ぎつねと同じようにひとりぼっちだったからだ。この「きつねの窓」を含め、全８編の短編を収録。透明感あふれる不思議でどこか懐かしい情景の中で、時間を越えてよみがえる喜びや哀しみが切々と描かれている。1972年に刊行された実業之日本社版の再刊。	""	（偕成社文庫）
32	小学校４～６年生	""	""	""	風にのってきたメアリー・ポピンズ	""	""	""	Ｐ・Ｌ・トラヴァース／作	林容吉／訳	メアリー・シェパード／さし絵	""	岩波書店	""	1963		238.0	""	メアリー・ポピンズは、桜町通りのバンクス家にやって来た子どもたちの世話係。階段の手すりを〈下から上に〉すべり上ったり、１つの瓶からジェインにはライム味、マイケルにはストロベリー味、双子の赤ちゃんにはミルク味と、子どもたちそれぞれに違う味の薬を飲ませたり、魔法としか思えない出来事を見せてくれる。笑いガスが体に充満すると風船玉みたいに空中に浮いてしまう笑い上戸なおじさんとのお茶会、動物の代わりに人間が檻の中へ入っている満月の夜のあべこべ動物園等、メアリー・ポピンズと一緒なら心躍る不思議な体験に事欠かない。東風に運ばれるようにやって来たメアリー・ポピンズが、西風に乗って去っていくまでのお話。\ｎ子どもにおもねらないメアリー・ポピンズの毅然とした態度は、一見不機嫌で厳しいように見えるが、その実、子どもたちへの愛情にあふれている。ツンと鼻を上に向けたり、慈愛を含んだ笑みを見せたりと、表情豊かな挿絵は、彼女の魅力を一層際立たせている。皮肉を織り込んだナンセンスな話の数々は、人生の機微を垣間見せ、心の深いところに染み込んで、読者の心にしみじみとした感慨を残す。続編には、『帰ってきたメアリー・ポピンズ』『とびらをあける――』、短編集には『公園の――』等がある。岩波少年文庫で入手可。	""	""
33	小学校４～６年生	""	""	""	風のまにまに号の旅	""	""	""	‘ＢＢ’／作	神鳥統夫／訳	Ｄ・Ｊ・ワトキンス＝ピッチフォード／絵	""	大日本図書	""	1983		137.0	""	「あなたには、たいへんな幸運がおとずれる。それに、すごいぼうけんもある！」うたいねずみの予言どおり、あなぐまビルは、友達からゆずり受けた古い貨物船“風のまにまに号”に乗って船出する。途中、はりねずみのイジーが仲間に加わるが、彼らを待ち受けていたのは、悪名高い海賊どらねこビッグとの対決だった……。自然描写が美しく、心優しいビル船長と一緒に、子どもたちも乗組員になって船旅を楽しむだろう。シリーズは他に『船のクリスマス』『海賊のしゅうげき』等、全６冊。読みやすいので幅広い年齢の子どもにすすめられる。作者が自ら描いたペン画の挿絵も存在感がある。	""	（あなぐまビルのぼうけん）
34	小学校４～６年生	""	""	""	かるいお姫さま	""	""	""	マクドナルド／作	脇明子／訳	アーサー・ヒューズ／挿画	""	岩波書店	""	2005	1995	220.0	""	子どものいない王様とお妃様は、やっと生まれた娘に魔女によって呪いをかけられてしまう。それは、重さを奪う呪いだった。ふわふわ浮かぶ赤ちゃんに宮殿中は大騒ぎ。やがて、若い娘に成長した姫には、考えようとする頭と人間らしい心まで欠けていることがわかって……。奇抜な発想と風刺の効いたこの表題作の他「昼の少年と夜の少女」を所収。特に夜の描写が美しく幻想的な雰囲気に浸れる。高学年の女の子にすすめたい。同じ岩波少年文庫の『金の鍵』は、妖精の物語３編を収録。作者ならではのファンタジーをぜひ味わってほしい。	""	（岩波少年文庫）
35	小学校４～６年生	""	""	""	奇岩城	""	""	""	モーリス・ルブラン／作	榊原晃三／訳	岩淵慶造／さし絵	""	岩波書店	""	2001	1983	392.0	""	深夜、伯爵の館から何かを持ち去る怪しげなふたりが目撃される｡ところが、盗まれたものは何もなく、銃で撃たれた３人目の男も姿を消した。これをルパンの犯行と見抜いたのは高校生のボートルレだった。ルパン対天才少年の手に汗握る戦いが始まる。財宝が眠る奇岩城の秘密が解き明かされるルパンシリーズの代表作。この１冊で、神出鬼没で機知に富み人間味あふれるルパンの魅力の虜になる。原題「空洞の針」の由来となった針岩はノルマンディー地方に実在する。同じ岩波少年文庫には他に、「ルパン逮捕される」を始め、初期の９編を収めた『怪盗ルパン』と、『ルパン対ホームズ』がある。	""	（岩波少年文庫）
36	小学校４～６年生	""	""	""	キツネ山の夏休み	""	""	""	富安陽子／著・挿絵	""	""	""	あかね書房	""	1994		269.0	""	４年生の弥（ひさし）は、百八匹のキツネに守られているという稲荷山にある祖母の家へ、電車に乗ってひとりで出かけた。弥はそこでオキ丸ギツネと出会い、ふたりで空を飛んだり、桜の木のたたりで病気になった女の子のために庭石を転がしたり、キツネをかたる泥棒を化かして懲らしめたり……。弥が伝説のキツネと過ごした忘れられない夏休みの話。蜘蛛の妖怪、猫股、キツネ火等、不思議なものも身近な存在として感じられる。縁日や山送りの祭り等、夏の風物が懐かしく、水まんじゅうや洋食焼き等、食べ物もじつにおいしそうで、田舎の夏休みを満喫させてくれる。著者が挿絵を手がけた最初の作品。	""	""
37	小学校４～６年生	""	""	""	きゅうりの王さまやっつけろ	""	""	""	ネストリンガー／作	若林ひとみ／訳	ベルナー・マウラー／絵	""	岩波書店	""	2001	1987	220.0	""	両親と祖父と３人の子どもたちが住むホーゲルマン家の台所に突如現れたのは、金の冠をかぶったおばけきゅうりのような生き物。そいつは地下室に住む“クミ・オリ”の王様トレッペリーデ２世で、家来たちの反乱により王国から追放されたのだという。横暴で高慢なきゅうりの王様の保護をめぐって、家族は対立。王様の味方になった父親は孤立するが……。絶対的な存在だった父親への反発を経て、子どもたちが成長していく過程が、12歳のボルフガングによってユーモアたっぷりに語られる。王様と父親、ふたりの暴君が権威を失墜させていく様子は、可笑しさの中に一抹の哀愁を感じさせる。	""	（岩波少年文庫）
38	小学校４～６年生	""	""	""	巨人の本	""	""	""	ルース・マニング＝サンダーズ／著	西本鶏介／訳	ロビン・ジャック／イラスト	""	ブッキング	""	2004		209.0	""	イギリスの「ジャックと豆の木」を始めとし、世界中から巨人の出てくる話を集めた民話集。中でも「大男ごろしのジャック」は、２つの頭を持つ大男や魔法が使える大男等、次々現れる恐ろしい敵を、ジャックが頭を使い鮮やかに倒してゆくスケールの大きな話で、スリルがあり読み応えも充分。シリーズは全10巻。「魔法使い」「竜」「王子と王女」と巻ごとのテーマのとり方も面白く、民話の枠にとらわれない自由な発想で選ばれた個性的な話が収められている。また、緻密な線画は美しいだけでなくユーモアたっぷりで、想像力が刺激される。ＴＢＳブリタニカ版（1980年）の再刊。	""	（世界の民話館）
39	小学校４～６年生	""	""	""	ギリシア神話	""	""	""	石井桃子／編・訳	富山妙子／画	""	""	のら書店	""	2000		342.0	""	神々の王ゼウス、太陽神アポロン、智恵と正義の女神アテナ等、神々の話を始め、見た者を石にする怪物メドゥサを退治する英雄の冒険談「ペルセウス」、開けてはいけない箱を開けたために、苦しみが世界に広がった話「パンドラ」、ホメロスの叙事詩「トロイア戦争」「オデュセウスのぼうけん」等、全24話を所収。数ある神話の中でも特に美しく、面白いといわれるギリシア神話から、この年齢の子どもに向く内容を選び、わかりやすい文章で再話。初めて神話を読む子にすすめたい。各国の神話を読むきっかけにもしてほしい。1958年刊行のあかね書房版に、文、絵とも手を加えて復刊したもの。	""	""
40	小学校４～６年生	""	""	""	銀河鉄道の夜	""	""	""	宮沢賢治／作	ささめやゆき／絵	""	""	岩波書店	""	2000		234.0	""	ケンタウル祭の夜、貧しい少年ジョバンニは、「銀河ステーション」という不思議な声を聞くなり、明るい光に包まれる。気がつくと列車に乗っていて、前の席には親友カムパネルラが座っていた。列車は天の川に沿って銀河を走る。ふたりは、「みんなのほんとうのさいわい」を探しにどこまでも一緒に行こうと約束する。美しい幻想の世界に、賢治の理想とする生き方が描かれているこの表題作の他、「やまなし」等、全７編を収録。同じ岩波少年文庫からは、著者の作品集『注文の多い料理店』『風の又三郎』も刊行されている。この他、単行本の『宮沢賢治童話集Ⅰ・Ⅱ』もある。	""	（岩波少年文庫）
41	小学校４～６年生	""	""	""	銀のシギ	""	""	""	エリナー・ファージョン／作	石井桃子／訳	Ｅ・Ｈ・シェパード／さし絵	""	岩波書店	""	1975		292.0	""	ドルは、器量も気性もよいが、ものぐさな娘。ある日、ふとしたことから王様に、麻の山を30分で紡げたら花嫁にすると言われ、ひとり家に取り残される。ドルは、家にやって来た糸紡ぎ小鬼と取引し、糸を紡いでもらう。小鬼の出した条件は、１年後に小鬼の名前を当てられなければドルを連れて行くというものだった。ドルと王様は結婚し、１年がたち、小鬼がやって来る。ドルの妹ポルは、大切に世話をした銀のシギに導かれて、名前を探りに魔の森に向かう……。名前当ての昔話がもとになった独特のファンタジー。陰と陽、静と動を使い分けた鮮やかな場面構成が読者を魅了する。美しく幻想的な作品。	""	（ファージョン作品集）
42	小学校４～６年生	""	""	""	銀の馬車	""	""	""	Ｃ・アドラー／作	足沢良子／訳	北川健次／画	""	金の星社	""	1983		206.0	""	12歳のクリスと妹のジャッキーは、両親が別居したため母親と暮らしていた。ふたりは、森の中の一軒家で一人暮らしをしている祖母の家でひと夏を過ごすことになる。両親への屈折した思い、内向的な自己への嫌悪感等、思春期の心を持て余すクリスに、祖母は会いたい人の所へ行ける魔法の馬車を貸してくれる。半信半疑のクリスだったが……。身勝手な父親を美化し、母娘の暮らしを守ろうと神経質になる母親に反発するクリスが、人の長所も短所も認めて包み込む祖母の生き方に触れるうち、父母をありのままで受け入れられるよう成長していく姿を静かな筆致でさわやかに描いた佳作。	""	""
43	小学校４～６年生	""	""	""	くまのパディントン	""	""	""	マイケル・ボンド／作	ペギー・フォートナム／画	松岡享子／訳	""	福音館書店	""	1967		222.0	""	「どうぞこのくまのめんどうをみてやってください。おたのみします。」そう書かれた札を首につるし、奇妙な帽子をかぶった小さなクマにブラウン夫妻が出会ったのは、ロンドンのパディントン駅だった。ペルーから密航し、行く所のないクマを、夫妻はパディントンと名付けて家に連れて帰る。ブラウン家の子どもたちは大喜び。家政婦のバードさんにも気に入られたパディントンは、一家と一緒に暮らすことになる。ところが、パディントンの行く所、何かしら珍事件が起こる。駅の食堂で体中クリームだらけになったり、おふろでおぼれそうになったり、地下鉄の駅ではエスカレーターの緊急停止ボタンを押したり、芝居見物では、物語に入り込むあまり、悪役の役者にくってかかったり……。礼儀正しく、好奇心旺盛、一生懸命やっているのになぜかいつも騒動を引き起こしてしまうパディントンの姿に、子どもたちは自分を重ね合わせ、心から共感するだろう。\ｎ続編に『パディントンのクリスマス』『――の一周年記念』『――フランスへ』『――とテレビ』『――の煙突掃除』『――妙技公開』と新たに文庫版で出版された『――街へ行く』『――のラストダンス』（田中琢治，松岡享子訳）がある。読み出したらやめられない人気のシリーズ。読んであげれば５、６才から楽しめる。	""	（パディントンの本）
44	小学校４～６年生	""	""	""	金剛山（クムガンサン）の虎退治	""	""	""	松谷みよ子，瀬川拓男／再話	梶山俊夫／絵	""	""	太平出版社	""	1972		182.0	""	朝鮮の民衆に語り継がれた昔話を日本の子ども向けに再話したシリーズの第３巻。金剛山（クムガンサン）にすむ恐ろしい虎の一族に父を殺された吉龍（キルリョン）は、仇を討つために火縄銃ひとつに生命をかけ、３年、また３年と修行を積む。それを支えたのは、母の厳しくも深い愛と、虎への激しい憎しみだった。この表題作の他、欲深い兄ノルブは自業自得の結末を迎え、貧乏でも心豊かな弟フンブが幸せを得る「フンブとノルブ」等、全13編を収録。過酷な運命の中でも前向きに生きる人々の姿が印象に残る。第１巻『おばけのトッカビ』は小学校低学年向け、第２巻『天の童子と少女ヨニ』は中学年向けに編集。	""	（朝鮮の民話）
45	小学校４～６年生	""	""	""	くらやみ城の冒険	""	""	""	マージェリー・シャープ／作	渡辺茂男／訳	ガース・ウィリアムズ／絵	""	岩波書店	""	1987		262.0	""	ねずみたちの組織“囚人友の会”は、くらやみ城の地下牢に囚われている詩人の救出を決定。ノルウェーから来たニルス、大使館の料理部屋に住むバーナード、そして大使のぼうやに飼われているミス・ビアンカがその任務に着くことになる。３匹は食糧等を運ぶ馬車に隠れてくらやみ城へと向かうが、そこには残忍な監獄長とどう猛な飼い猫がおり、容易に牢屋へは近づけない。\ｎ銀白色の毛と褐色の目をした美しいミス・ビアンカは、せとものの塔に住み、銀のネックレスをさげ、自らも詩を書くという、知性と教養を兼ね備えた貴婦人ねずみ。このミス・ビアンカと仲間たちが、無実の人々を救うシリーズの１作目。控えめながら勇気ある家ねずみのバーナードや、あらくれ者だが頼りになる船乗りねずみのニルス等、個性豊かなねずみたちが繰り広げる冒険はスリルとサスペンスに満ち、幅広い年代の読者を虜にする。ミス・ビアンカに寄せるバーナードの無骨な恋の行方も気になるところ。挿絵は物語の細部を生き生きと描き、作品を目でも大いに楽しませてくれる。『小さい勇士のものがたり』（1967年）の改題。シリーズは『ダイヤの館の冒険』『ひみつの塔の冒険』『地下の湖の冒険』、その後挿絵画家がエリック・ブレグバードに替わり『オリエントの冒険』『南極の冒険』『さいごの冒険』と続く。	""	（ミス・ビアンカシリーズ）
46	小学校４～６年生	""	""	""	クリスマスの猫	""	""	""	ロバート・ウェストール／作	坂崎麻子／訳	ジョン・ロレンス／絵	""	徳間書店	""	1994		128.0	""	11歳のキャロラインは牧師のおじさんのもとでクリスマスを過ごすことになった。意地悪な家政婦に外出を禁じられ、友達といえば庭で見つけた身重の猫だけ。やがて、高い塀を乗り越えて現れたボビーと友達になり、ふたりは産まれたばかりの子猫を家政婦から守ろうとこっそり世話をする。ところが、クリスマス・イヴの日に見つかってしまい……。祖母が孫娘に少女時代の初恋を語る形で物語は進行する。貧困や失業というイギリスの階級社会が落とした影もさらりと描かれている。勇敢で一生懸命な少女とほがらかで頼もしい少年が魅力的。晴れ晴れとした幸福感に包まれるクリスマス物語。	""	""
47	小学校４～６年生	""	""	""	グリムの昔話１～３	愛蔵版	""	""	フェリクス・ホフマン／編・画	大塚勇三／訳	""	""	福音館書店	""	1986		各420	""	ドイツのグリム兄弟が収集し出版した「子どもと家庭のメルヘン集」全200編の中から、フェリクス・ホフマンが、101編を選んで挿絵を付けた昔話集。ホフマンは、日本でよく知られている絵本の仕事以外に、版画、壁画、ステンドグラス等でも素晴らしい作品を残したスイスの著名なイラストレーター。本書には、「オオカミと七ひきの子ヤギ」「ラプンツェル」といった、ホフマンが自身の絵本で扱った話を始め、「ヘンゼルとグレーテル」「ブレーメンの音楽隊」「白雪姫」「赤ずきん」等おなじみの話や、「白ヘビ」「のらくら国の話」等あまり知られていない話も収録されている。主人公は、姫や王子はもちろん、りこうな料理女、なまけものの娘、お百姓のまぬけな末息子、オンドリや豆等々、多種多様。話のタイプも、魔女や小人が登場する不思議な話、幽霊や悪魔が出てくる怖い話、知恵比べの話、おかしな話、美しい話等、幅広い。丁寧な造本と落ち着いた美しい挿絵が魅力の愛蔵版。グリムを聞いて親しんできた子や、初めて触れる中学年以上の子に、見て、読んで、楽しむ本としてすすめたい。福音館文庫版もある。他に岩波書店からは『グリム童話集１～３』（相良守峯訳・茂田井武さし絵）が出版されており、こちらは60編が収められている。	""	""
48	小学校４～６年生	""	""	""	グリーン・ノウの子どもたち	""	""	""	Ｌ・Ｍ・ボストン／作	亀井俊介／訳	ピーター・ボストン／さし絵	""	評論社	""	1972		254.0	""	トーリーは親と離れ寄宿舎生活を送る7歳の少年。冬休みに大おばあさんのオールドノウ夫人が住むグリーン・ノウというお城のような屋敷へやって来た。怖いくらい年を取っているが子どものような心を持っている夫人とはすぐに打ち解ける。トーリーは、暖炉の上の大きな油絵に描かれた3人の子どもたちが自分を見ているのに気づく。300年以上も前に、ここに住んでいた彼らは、屋敷や庭のあちこちに気配や痕跡を残すが、姿を見せようとはしない。夫人から昔話を聞き、屋敷や庭を探検するうち、トーリーは彼らに会いたいと強く願うようになる。やがて、フルートや剣といった彼らの思い出の品が見つかり、トーリーはついに彼らに会うことができたのだった……。グリーン・ノウで暮らすうち、トーリーはこの家の歴史を知り、自分も彼らと同じオールドノウの一員であることを実感する。読者は、現在の自分とつながっている過去に思いを馳せ、自分で見聞きし感じたものを信じることの大切さを知るだろう。この作品は『まぼろしの子どもたち』（瀬田貞二訳・偕成社）の題名でも出版されている。続編には『グリーン・ノウの煙突』『――の川』『――のお客さま』『――の魔女』『――の石』がある。	""	（グリーン・ノウ物語）
49	小学校４～６年生	""	""	""	クルミわりとネズミの王さま	""	""	""	ホフマン／作	上田真而子／訳	岸弘子／カット	""	岩波書店	""	2000		180.0	""	マリーはクリスマスの贈り物の中に、クルミわりの人形を見つけ、心を惹きつけられる。その夜、不気味な音とともにネズミの王さまの大軍が現れ、クルミわり率いる人形たちと戦い始める。騒ぎに巻き込まれ怪我をしたマリーは、お見舞いに来たおじさんから、ネズミに呪いをかけられ、醜いクルミわりに姿を変えられた若者の話を聞く。おじさんの語った話が次第に現実になり、物語は虚構と現実の境を越え、幻想的に語られる。マリーの純真な愛により、本来の姿に戻ったクルミわりとマリーが結ばれる結末はロマンティック。ふたりが訪れるお菓子の国も夢のようで、子どもたちの心をときめかせる。	""	（岩波少年文庫）
50	小学校４～６年生	""	""	""	クローディアの秘密	""	""	""	Ｅ・Ｌ・カニグズバーグ／作	松永ふみ子／訳	""	""	岩波書店	""	2000	1975	242.0	""	11歳の少女クローディアは、両親の不公平な扱いと変わらない毎日に飽き飽きして、家出を決心する。３人の弟のうち、口が堅い上、お小遣いを貯めこんでいるジェイミーを相棒にして向かった先は、ニューヨーク市にあるメトロポリタン美術館。館内に忍び込んで暮らし始めたふたりは、ミケランジェロ作といわれる天使の彫像に出会う。ジェイミーとともに像の謎を調べ始めたクローディアは、次第に今とは違う自分になって帰りたいとの思いを募らせていく。成長期の少女の複雑な心理を描いた作品。著者がことばの正確さにこだわって、綿密に組み立てた物語の結末は、驚きと喜びに満ちている。	""	（岩波少年文庫）
51	小学校４～６年生	""	""	""	黒ねこの王子カーボネル	""	""	""	バーバラ・スレイ／作	山本まつよ／訳	大社玲子／さし絵	""	岩波書店	""	1985		332.0	""	10才のロージーは、優しく元気な女の子。ある日市場で会った奇妙なおばあさんから、空飛ぶ魔法のほうきと黒ネコを買った。黒ネコの名はカーボネル。彼はネコの王子として生まれた誇り高いネコだったが、幼い頃に魔女に連れ去られ、飼い主のどれいになる魔法をかけられていた。魔法をとくためには、魔女が魔法をかけた時に使った大釜とぼうしと呪文が必要だとカーボネルは言う。そこでロージーはほうきに乗ったり、市場で聞き込みをしたり、町中を探し回って大奮闘。テンポ良く進む話の展開が読者を飽きさせない。どきどきわくわくして楽しめるお話。	""	（岩波少年文庫）
52	小学校４～６年生	""	""	""	元気なモファットきょうだい	""	""	""	エレナー・エスティス／作	渡辺茂男／訳	ルイス・スロボドキン／さし絵	""	岩波書店	""	2004	1988	318.0	""	モファット家は５人家族。ある日、４人の子どもたちとお母さんが住む黄色い家に“売り家”の札が貼られ、一家の心配の種になる。それでも、子どもたちの日常は騒ぎの連続で、落ち込んでばかりはいられない。警察署長に逮捕されると思い込んだジェーンが隠れた箱から出られなくなったり、ルーファスが間違って乗り込んだ機関車が突然走り出してしまったり……。一昔前のアメリカの田舎町が舞台。明るく素直な子どもたちの姿がありありと描かれ、家族のぬくもりが伝わってくる作品。シリーズは『ジェーンはまんなかさん』『すえっ子のルーファス』、松野正子訳の『モファット博物館』の全４作。	""	（モファットきょうだい物語／岩波少年文庫）
53	小学校４～６年生	""	""	""	コウノトリと六人の子どもたち	""	""	""	マインダート・ディヤング／作	遠藤寿子／訳	モーリス・センダック／さし絵	""	岩波書店	""	1967		356.0	""	オランダには、海を渡ってきたコウノトリが屋根に巣を作ると、その家や村に幸運がもたらされるという言い伝えがあったが、なぜかリーナの住むショーラ村にだけは、１羽も来なかった。そこでクラスのみんなで話し合い、コウノトリが巣を作るための荷車の輪を屋根の上に載せることになる。輪を探し回るうちに、ピーアは怖いおじさんの家に入り込んで見つかったり、リーナは転覆した漁船に乗り込んで海に取り残されたりと大騒ぎ。子どもたちの熱意が村人を動かし、みんなが１つの夢に向かって協力し合い、見事コウノトリがやってくる結末には、読者の心にも幸せな気持ちが広がるだろう。	""	""
54	小学校４～６年生	""	""	""	幸福の王子	""	""	""	ワイルド／作	井村君江／訳	ベン＝クッチャー／さし絵	""	偕成社	""	1989		336.0	""	町を見渡せる円柱の上に美しい幸福の王子の像があった。ある夜、王子の足元でツバメが休んでいると突然大粒の雨が降ってきた。それは町の貧しく不幸な人々の暮らしぶりを見た王子が流した涙で、王子はツバメにその人たちのもとへ、自分を飾っている宝石や金箔を届けてくれるように頼む。人々の幸福を願う王子の優しい心は、キリスト教の説く愛と献身を表し、王子がツバメとともに天国へ昇る結末は胸を打つ。この表題作を始め、ワイルドの２冊の童話集から９編全てを収録。詩人である作者独自の美意識に従って描かれた作品は、陰影に富み、読む者の心を奪う美しさがある。	""	（偕成社文庫）
55	小学校４～６年生	""	""	""	荒野の呼び声	""	""	""	ジャック＝ロンドン／作	阿部知二／訳	山本耀也／カット	""	偕成社	""	1977		180.0	""	堂々たる体躯と威厳を備えた犬のバックは、判事の屋敷の王として暮らしていたが、さらわれて極寒の地アラスカでそりを引く犬として売られる。こん棒と牙の掟が支配する野蛮な世界に放り込まれたバックは、生まれつきの賢さと強靭な生命力で生き延び、そり引きの仕事に誇りを見出し、そり犬のリーダーになる。やがて、命の恩人となる主人とめぐり合い、初めて人間への激しい愛情と尊敬の念を知ったバックだったが、大自然の暮らしに焦がれる野生の動物としての本能も日増しに強くなるのだった。過酷な状況の中でも生き抜くということを考えさせる動物文学の金字塔。	""	（偕成社文庫）
56	小学校４～６年生	""	""	""	九つの銅貨	""	""	""	Ｗ・デ・ラ・メア／作	脇明子／訳	清水義博／画	""	福音館書店	""	1987		256.0	""	イギリスを代表する詩人が子ども向けに書いた物語の中から５編を選んだ短編集。表題作は、貧しく美しい少女が小人の老人にペニー銅貨９枚を支払うという約束を守るため、誠意を尽くした末に幸せを得る話。他に「チーズのお日さま」「ウォリックシャーの眠り小僧」「ルーシー」「魚の王さま」を収録。どの話も、妖精や小人が登場する等、始まりは昔話のように素朴だが、思いがけない展開がいつしか読者を風変わりで不思議な世界へと誘う。詩的で繊細な筆致、美しい風景描写、作者の登場人物への暖かい眼差しがいつまでも心に残る。落ち着いた版画の挿絵も魅力。福音館文庫で再刊。	""	""
57	小学校４～６年生	""	""	""	子どもだけの町	""	""	""	ヘンリー・ウィンターフェルト／作	大塚勇三／訳	ウィリアム・ハッチンソン／画	""	フェリシモ	""	2004		349.0	""	ぼくの住む町には、海賊団と呼ばれる悪ふざけがひどい子どもの集団がいて、仲間に入らないぼくたちと対立していた。海賊団のいたずらに怒った大人たちは、親の有難みをわからせようと、ある朝、一斉に町から姿を消す。喜んだのも束の間、海賊団が他の子をそそのかし、あちこちの店を荒らす様子を見て、ぼくたちは大人がいなくても立派に暮らしてみせようと立ち上がった。\ｎ電気も水も止まる中、見事なチームワークで食料調達から給水所復旧まで成し遂げる子どもたち。現実離れした設定ながら生き生きと描かれた物語は、読者を引き込まずにはおかない。1969年刊行の学習研究社版の復刊。	""	""
58	小学校４～６年生	""	""	""	子どもに語るアイルランドの昔話	""	""	""	渡辺洋子，茨木啓子／編訳	""	""	""	こぐま社	""	1999		204.0	""	物語の宝庫と呼ばれるアイルランドの昔話集。正直者の貧しい男が大きな町の市長になる「ほうき屋のショーン」、おかみさんと３人の年とった妖精女とのかけひきを描く「妖精の丘が燃えている」、ゲッシャ（拒むことのできない命令）をかけられた王子が危険極まりない旅に出る「世界のはての井戸」等、アイルランドの土の匂いと、人々の並みはずれた想像力やおおらかなユーモアが感じられる14編を収録。この国の人たちにとって“ちょっと変わったおとなりさん”である妖精の話を始め、現実の世界のすぐそばにある不思議の世界が楽しめる。アイルランドが身近になる１冊。	""	""
59	小学校４～６年生	""	""	""	子どもに語るイタリアの昔話	""	""	""	剣持弘子／訳・再話	平田美恵子／再話協力	剣持晶子／扉絵	""	こぐま社	""	2003		190.0	""	イタリアならではの色彩豊かな描写と陽気なお国柄が味わえる昔話集。メンドリが智恵を働かせキツネを追い払う「やせたメンドリ」や、靴直しが一晩中幽霊と渡り合う「ゆうかんな靴直し」、３人の娘が絶対に見るなと言われた部屋を開けてしまう「三本のカーネーション」、王子がミルクのように肌が白くて血のようにくちびるが赤い娘を捜して旅に出る「三つのオレンジ」等、バラエティに富んだ15編を収録。わかりやすいことばで訳された文章には、きちんとお話の世界をイメージさせ、幅広い年齢の子どもたちを楽しませる力がある。	""	""
60	小学校４～６年生	""	""	""	この湖にボート禁止	""	""	""	ジェフリー・トリーズ／作	多賀京子／訳	リチャード・ケネディ／画	""	福音館書店	""	2006		352.0	""	ビルとスーザンの兄妹は、母親とともに湖のほとりの山荘に引っ越してきた。翌日、ボートで湖にこぎ出し、小島に上陸したふたりは、そこでキャンプすることを思いつき、楽しみにして家に帰る。ところが、アルフレッド卿と名乗る地主に湖でボートに乗ることを禁じられてしまう。友達のティムとペニーも加わって、怪しいアルフレッド卿の身辺を探っていくうち……。良き理解者にも恵まれ、疑惑を解き明かし、満足いく結末を得る子どもたちの冒険物語。生き生きとした会話や次々に起きる出来事に引き込まれ、読み出したらやめられない。1957年初邦訳の作品を、版元を変え、訳も新たにして復刊。	""	（福音館文庫）
61	小学校４～６年生	""	""	""	子ブタ シープピッグ	""	""	""	ディック・キング＝スミス／作	木原悦子／訳	メアリー・レイナー／絵	""	評論社	""	1991		154.0	""	羊牧場で暮らす子ブタのベイブは、羊番をする犬“シープドッグ”のフライを母のように慕い、“シープピッグ”になる日を夢見ている。フライは、親のないベイブを我が子のように見守り育てる。利口で礼儀正しく心優しいベイブは、次第に羊たちの心をつかんでいく。羊泥棒から牧場を守り、野犬から羊を守ったベイブは、牧場主のホギットさん夫婦からも愛され、信頼されるようになる｡そして、シープドッグ最難関の競技大会に出場することに……。子どもたちは、夢に向かって努力するベイブを心から応援し、素晴らしい結果に大いに満足するだろう。不可能を可能にする夢のあるお話。	""	""
62	小学校４～６年生	""	""	""	しずくの首飾り	""	""	""	ジョーン・エイキン／作	猪熊葉子／訳	ヤン・ピアンコフスキー／絵	""	岩波書店	""	1975		150.0	""	嵐の夜に北風を助けたジョーンズさんは、娘の誕生祝いにしずくの首飾りをもらう。首飾りには３つの雨つぶが付いており、誕生日のたびに、北風が１つずつ雨つぶを増やしてくれるのだった。９つめの雨つぶをもらうと、ローラは雨の中でも濡れず、広い海でも泳げ、手を叩いて雨を止めることができるようになった。ところがある日、学校で首飾りが盗まれて……。宝石のようにきらきらと輝く、エイキンの短編ファンタジー集。幸福感に満ちた空想世界が広がる。ピアンコフスキーの幻想的な挿絵が、物語をより一層美しいものに仕上げている。ふたりの合作には他に『海の王国』がある。	""	""
63	小学校４～６年生	""	""	""	シニとわたしのいた二階	""	""	""	ヨハンナ・ライス／作	前川純子／訳	笠原須磨生／カット	""	冨山房	""	1977		341.0	""	第２次世界大戦下、ユダヤ人のアニーは、姉のシニと一緒に２年半に渡って農家にかくまわれた。少女たちは、太陽の光を浴びたい、誰かと話がしたいと自由を渇望する。ドイツ兵の執拗な監視を出し抜きふたりを守ったのは、土と共にたくましく生きる無学な農民の夫婦とその老いた母であった。命を危険にさらす緊迫した日々にあって、守り守られる者が互いに感情をぶつけ合いながらも、信頼を深めていく過程が、６歳のアニーの目を通して描かれる。極限状況にあってなお、他者を思いやって生きる人たちの姿は、読む人の心に希望を与えてくれる。	""	""
64	小学校４～６年生	""	""	""	シャーロック・ホウムズまだらのひも 	""	""	""	コナン・ドイル／作	林克己／訳	岩淵慶造／さし絵	""	岩波書店	""	2000	1955	332.0	""	19世紀後半のロンドン。シャーロック・ホウムズは、鋭い観察眼と明晰な頭脳で難事件を解決する名高い探偵。謎の死を遂げた姉の部屋で寝ていた若い女性が、姉の死に際に聞いたのと同じ口笛を耳にして怯え、ホウムズに助けを求めてくる表題作を始め、推理小説の基礎を築いた著者の初期の傑作６編を収録。犯罪を扱いながらも英国的ユーモアが感じられる作品は、子どもにも安心してすすめられる。『シャーロック・ホウムズの冒険』の改題新版。シリーズには『――最後の事件』（『――の回想』の新版）、『――空き家の冒険』（『――帰る』の新版）、『――バスカーヴィルの犬』がある。	""	（岩波少年文庫）
65	小学校４～６年生	""	""	""	シャーロットのおくりもの	""	""	""	Ｅ・Ｂ・ホワイト／作	さくまゆみこ／訳	ガース・ウイリアムズ／絵	""	あすなろ書房	""	2001		223.0	""	子ブタのウィルバーは、生まれた時に体が小さく、殺されそうになったところを、少女ファーンに助けられ、大切に育てられる。丈夫になったウィルバーは農場に引き取られ、クモのシャーロットという親友もでき、楽しい毎日を送っていたが、冬になるとハムにされると聞いてショックを受ける。シャーロットは彼を助けようと、知恵をしぼって思いもかけない作戦を実行する。自然豊かな農場で、個性的な登場人物が大騒動を巻き起こす愉快な物語。無邪気なウィルバーと誠実なシャーロットの互いに対する深い尊敬や友情が胸を打つ。法政大学出版局版（鈴木哲子訳・1973年）の復刊。	""	""
66	小学校４～６年生	""	""	""	ジャングル・ブック	""	""	""	Ｒ・キップリング／作	木島始／訳	石川勇／画	""	福音館書店	""	1979		492.0	""	インドのジャングルに置き去りにされた人間の赤ん坊モーグリは、狼の仲間入りをすることになった。そして親狼や年寄り熊のバルー、黒豹のバギーラたちに見守られ、たくましくしなやかに成長していく。無法者の虎を殺したり、人間の村から火を盗んだりと冒険は続くが、やがて17歳の春にモーグリは、生みの母のもとに帰っていく。インド生まれの作者が描く野生生活は東洋の神秘に満ち、動物たちの歌はジャングルでの咆哮を聞いているよう。人間であることを捨てられずに人間世界に戻って行くモーグリと、彼に深い愛情を抱くバギーラとの別れは、種を越えた共存の世界との別れでもあるだろう。	""	（福音館古典童話シリーズ）
67	小学校４～６年生	""	""	""	小公子	""	""	""	バーネット／作	吉田甲子太郎／訳	レジナルド・Ｂ・バーチ／さし絵	""	岩波書店	""	1986	1953	366.0	""	セドリックは、アメリカの下町で暮らす７歳の男の子。父親は亡くなっていたが、人柄の良い美しい母親のもとで素直な優しい子に育った。ある日、イギリスから伯爵家の使いが来て、父の代わりにセドリックを後継ぎにすると告げた。海を渡ったセドリックは、祖父である伯爵に会えたことを無邪気に喜ぶが、伯爵は自分勝手で気位が高く、アメリカ人であるセドリックの母親を嫌っていた。セドリックの深い思いやりによって、嫌われ者で孤独だった伯爵の心に生まれた愛情は、やがてセドリックの母や村の人たちへも向けられてゆく。1897年に日本に紹介されて以来、人々に愛され続けている作品。	""	（岩波少年文庫）
68	小学校４～６年生	""	""	""	小公女	""	""	""	バーネット／作	吉田勝江／訳	レジナルド・Ｂ・バーチ／さし絵	""	岩波書店	""	1986	1954	398.0	""	インドで育ったセーラは、７歳の時、大好きな父と離れてロンドンにあるミンチン女史の寄宿学校に入る。欲深いミンチン先生は、金持ちの父を持ち、綺麗な服を身に着けているセーラを特別扱いした。そのことをねたむ者もいたが、傲慢なところがなく親切なセーラは誰からも慕われる。ところが、父が事業に失敗し病気で亡くなると、セーラの生活は一転。屋根裏部屋に追いやられ、女中のようにこき使われる。どんな境遇にあっても自尊心を失わず、豊かな想像力を活かして前向きに生きるセーラ。魅力的な主人公とドラマチックなストーリーは、いつの時代も少女の心をとらえてはなさない。	""	（岩波少年文庫）
69	小学校４～６年生	""	""	""	少女ポリアンナ	""	""	""	エリナー・ポーター／作	谷口由美子／訳	高田美苗／さし絵	""	岩波書店	""	2002		370.0	""	11歳の少女ポリアンナは、牧師の父を亡くし、叔母のミス・ポリーに引き取られることになった。天真爛漫なポリアンナは、幼い頃から父と一緒にどんなに悲しいことにも何かしら喜びを見つけようとする“ゲーム”を楽しんできた。そんなポリアンナは、新しい暮らしの中で出会った人たち――義務感のみで彼女を引き取った叔母や、周りの人間を寄せ付けない孤独な資産家等々――にも“ゲーム”の楽しさを伝えることによって彼らの頑なな心を次第に和ませてゆく。困難な時も常に明るく前向きな主人公の姿に、生きる喜びと勇気を与えられる作品。続編に『ポリアンナの青春』がある。	""	（岩波少年文庫）
70	小学校４～６年生	""	""	""	女王の鼻	""	""	""	ディック・キング＝スミス／作	宮下嶺夫／訳	ジル・ベネット／絵	""	評論社	""	1994		179.0	""	10歳のハーモニーは、両親と姉に動物を飼うことを反対され、腹いせに家族を動物に見立てた絵を描いていた。唯一気の合うおじさんがくれたコインはなぞなぞを書いた紙で包まれていた。謎には魔法のコインの使い方が秘められていて、７つの願いが叶えられることがわかる。腕時計、自転車と、次々に望むものを手に入れるハーモニーだったが、身勝手な６つ目の願いが思わぬ結果を招いて……。孤立していると思っていたハーモニーが、騒動を通して家族の愛情に触れ、家族に対する見方を変えていく。わかりあえた幸福感で満たされる結末がうれしい。読後に思わず魔法のコインを探したくなる。	""	""
71	小学校４～６年生	""	""	""	砂の妖精	""	""	""	Ｅ・ネズビット／作	石井桃子／訳	Ｈ・Ｒ・ミラー／画	""	福音館書店	""	1991		352.0	""	シリルたち５人の兄妹は、砂利掘り場で奇妙な姿をした砂の妖精サミアドに出会う。サミアドは１日にひとつずつ願いを叶えてやろうと子どもたちに約束する。ところが、子どもたちが花のようにきれいになりたいと願えば、家族に他人と間違われて追い出されたり、城に住みたいと願えば、家が城に変わり敵兵に包囲されたりと、いつもやっかいなことが起こる。子どもの日常に魔法を取り入れた20世紀初めのイギリスのファンタジー。作者の心中を見通したようなミラーの挿絵がサミアドにより強いイメージを与える。続編『魔よけ物語上・下』（八木田宜子訳・講談社）は過去ヘ旅する物語。	""	（福音館古典童話シリーズ）
72	小学校４～６年生	""	""	""	すばらしいフェルディナンド	""	""	""	ルドウィク・Ｊ・ケルン／作	内田莉莎子／訳	カジミェシュ・ミクルスキ／絵	""	岩波書店	""	1967		254.0	""	犬のフェルディナンドは、いつものように食事が終わると、主人とソファに寝そべっていた。新聞を読むことに飽きると、ふと主人のように歩こうと思いつき、２本足で家を抜け出した。服を仕立て立派な紳士になったフェルディナンドは、レストランへ行くと大好物の骨を平らげ、ホテルに泊まるとエレベーターで空中旅行までしてしまう。どんなピンチも見事に切り抜け、無邪気に振る舞うフェルディナンドの姿が軽妙洒脱に描かれている。ポーランドの児童文学作家で、詩人でもある作者の風刺の効いた作風は、大人も充分に楽しませてくれる。続編に『おきなさいフェルディナンド』がある。	""	""
73	小学校４～６年生	""	""	""	空とぶベッドと魔法のほうき	""	""	""	メアリー・ノートン／作	猪熊葉子／訳	エリック・ブレッグヴァッド／さし絵	""	岩波書店	""	2000		342.0	""	夏休み、おばさんの所へ預けられたケアリイ、チャールズ、ポールは、ある朝足をくじいて庭先に座り込んでいるプライスさんに出会った。実はプライスさん、魔女になるため夜な夜な飛ぶ練習をしていて、ほうきから落ちてしまったのだ。この秘密を守る代わりにベッド・ノブ（ベッドの柱の丸いにぎり）に呪文をかけてもらった３人は、ノブをひねれば望む場所に連れて行ってくれる魔法のベッドで冒険に出発！ところが、ロンドンで警察に捕まったり、南の島で人食い人種に食べられそうになったり……。魔女とは思えない親近感あふれるプライスさんと子どもたちの素敵な冒険物語。	""	（岩波少年文庫）
74	小学校４～６年生	""	""	""	台所のマリアさま	""	""	""	Ｒ・ゴッデン／作	猪熊葉子／訳	Ｃ・バーカー／絵	""	評論社	""	1976		116.0	""	ウクライナ人のお手伝いマルタは、口数は少ないが誠実な仕事ぶりで家族の信頼を得ていた。グレゴリーとジャネットの兄妹にとって、留守がちな両親に代わって、いつも台所にいてくれるマルタは心安らぐ存在だった。ある日ふたりは、マルタから故郷の台所にあった聖母子の絵へ寄せる思いを聞く。故郷を遠く離れて暮らすマルタの悲しみをいやすため、グレゴリーは宝石や布で飾られていたというその絵を自ら作り、マルタに贈ろうと決心する。人に心閉ざしていたグレゴリーは、絵を手がけるうち、心を開き、精神の安定を得、人間的に成長を遂げる。喜びに満ちた結末には、静かだが確かな感動がある。	""	""
75	小学校４～６年生	""	""	""	太陽の東月の西	""	""	""	アスビョルンセン／編	佐藤俊彦／訳	富山妙子／さし絵	""	岩波書店	""	2005	1958	270.0	""	ある晩、貧乏な百姓の家に白クマがやって来て、一番下の娘をくれれば、大金持ちにしてやると言う。仕方なく娘は白クマの城に向かうが、白クマは魔法をかけられた王子で、夜の間だけ人間の姿に戻るのだった。楽しく幸せに暮らす娘だったが、ある日家族に会いに家に帰った時に、白クマとの約束を破ってしまい、白クマと別れなければならなくなる……。この表題作を含む18のノルウェーの民話を収録。お姫様や農夫、男の子の話等、内容は様々だが、いずれも雄大な自然を背景に、北欧の生活が生き生きと描かれる。トロルや巨人等、独特の登場人物が物語をより一層楽しいものにしている。	""	（岩波少年文庫）
76	小学校４～６年生	""	""	""	大力ワーニャの冒険	""	""	""	プロイスラー／作	大塚勇三／訳	堀内誠一／絵	""	瑞雲舎	""	2003		275.0	""	とほうもない怠け者のワーニャは、見知らぬ老人から皇帝になると予言される。ワーニャは老人に言われたとおり、かまどの上に寝ころび、誰とも口をきかず、ヒマワリの種だけを食べる日々を送る。やがて７年の時がたち、屋根を持ち上げるほど力が付いたワーニャは旅に出て、麗しのワシリーサを救い、その国の皇帝となる。\ｎ人助けのためなら、魔女ババヤガーや龍の子フォーマとも戦うという人柄ゆえに、ワーニャは友を得、成功を収める。読者はそんな素直で一途な主人公に共感し、満足感を得るだろう。ロシアの昔話をもとにした創作『大力のワーニャ』（1968年・学習研究社）の新装復刊。	""	""
77	小学校４～６年生	""	""	""	宝さがしの子どもたち	""	""	""	Ｅ・ネズビット／作	吉田新一／訳	スーザン・アインツィヒ／画	""	福音館書店	""	1974		336.0	""	バスタブル家では家運が傾き、６人の姉弟は学校にも行けない日々を送っていた。姉弟は自分たちの力で財産を手に入れることを決心し、それぞれの思いつきを順番に実行する。宝を探して庭で穴掘りをしたり、新聞に自作の詩を載せてひともうけしようとしたり、あの手この手を試みるが……。19世紀末のロンドンを舞台に、想像力豊かな姉弟が、周囲の大人たちを巻き込んで繰り広げる子どもの日常の中にある冒険を描いた物語。姉弟のひとりが、正体を明かさず語り手となり、したり顔でみんなの言動に注釈を入れるのも面白く読者を冒険の仲間に引き入れてくれる。	""	（福音館古典童話シリーズ）
78	小学校４～６年生	""	""	""	宝島	""	""	""	スティーブンソン／作	坂井晴彦／訳	寺島龍一／画	""	福音館書店	""	1976		460.0	""	ジム少年の父が営む宿屋に居すわった老海賊は、一本脚の船乗りがやって来るのを恐れていたが、宝島の地図を残して死ぬ。宝を狙う海賊たちを出し抜いて地図を手に入れたジムは、信頼できるリブジー医師や人の良い地主さんと宝島へと出帆する。だが、ともに船に乗り込んだ陽気で如才ないのっぽの料理番は片脚だった。悪巧みや裏切り、荒くれた海賊相手の死闘を、機転と勇気で幾度となく切り抜けるジム。読者は、最後までわくわくしながら読み進むだろう。本書や岩波少年文庫（新版は、海保眞夫訳）のような完訳本で満喫したい冒険物語の古典的傑作。	""	（福音館古典童話シリーズ）
79	小学校４～６年生	""	""	""	タチ 	はるかなるモンゴルをめざして	""	""	ジェイムズ・オールドリッジ／作	中村妙子／訳	""	""	評論社	""	1977		222.0	""	モンゴルの少年バリュートは、姿が見えなくなった飼馬を探すうち、すでに絶滅したとされている蒙古野馬の群れを発見する。捕獲された群れの若きリーダーで勇敢なタチは、イギリスのウェールズにある野性保護地に送られ、少女キティーの小馬ピープと暮らすことになった。ところが、石垣を蹴破り保護地から逃げ出したタチは、ピープを連れてモンゴルへと向かう。幾多の困難を克服し、故郷を目指すタチの固い意志とひたむきな姿勢が克明に描かれている。野馬の足跡をたどる少年と少女は、いつしか生きることと向き合うようになり、ともに成長を遂げる。彼らの往復書簡で綴られた作品。	""	""
80	小学校４～６年生	""	""	""	たつまきの夜	""	""	""	アイビ・ラックマン／作	夏目道子／訳	中村悦子／絵	""	佑学社	""	1988		228.0	""	自転車マニアで、まだ幼さの残る12歳の少年ダン。６月のあの日、たつまきは何の警告もせずダンの住む町を襲ってきた。留守番をしていたダンと友達のアーサーは、赤ん坊の弟を守りながら地下室に逃げ込んだ。寒さと恐怖に震えながらも、無邪気に甘える弟に対して、初めて兄であることを自覚するダン。何とか地下室から脱出、母親とも再会するが、近所の老人の危機を知ったダンたちは、嵐の中を助けに行くのだった……。アメリカを実際に襲った超大型のたつまきを題材に、ひとりの少年が大きな困難を乗り越え、家族や隣人に対する強い愛情に目覚めていく姿を描く。	""	""
81	小学校４～６年生	""	""	""	たのしい川べ 	ヒキガエルの冒険	""	""	ケネス・グレーアム／作	石井桃子／訳	Ｅ・Ｈ・シェパード／さし絵	""	岩波書店	""	1963		360.0	""	春の気配にそわそわして、陽光の下へとび出したモグラは、初めて目にする川に心奪われ、そこで出会ったネズミとともに川辺の家で暮らし始める。モグラとネズミは友人のヒキガエルの窮地を救うべく、乗っ取られた屋敷の奪還に向かう。読む人の心を温かくする友情と冒険の物語。思いやりにあふれたネズミ、思慮に欠けるが憎めないヒキガエル、信義に篤いアナグマ等、登場人物は個性派揃い。彼らの中の人間臭さを描き出す挿絵も秀逸。著者が幼少期を過ごしたテムズ川を舞台に、ボートでの小遠足、友との炉辺での語らい等、日常の風景が詩情豊かに綴られる。ささやかな喜びと幸福感に満ちた名作。	""	""
82	小学校４～６年生	""	""	""	たのしいムーミン一家	""	""	""	トーベ・ヤンソン／作・絵	山室静／訳	""	""	講談社	""	1990		278.0	""	ようやく春が訪れたムーミン谷で、冬眠から目覚めたムーミントロールは、おさびし山のてっぺんで真っ黒なシルクハットを見つける。それは、〈飛行おに〉がなくした帽子で、中に入ったものをすっかり別のものに変えてしまう不思議な力を持っていた。この帽子をめぐってムーミン谷に次々とおかしな騒動が巻き起こる。\ｎ心優しく好奇心豊かなムーミントロール、おしゃれなガールフレンドのスノークのおじょうさん、孤独と自由を愛するさすらい人のスナフキン、臆病だが負けん気の強いスニフ、哲学者で気難し屋のじゃこうねずみ等、個性豊かな登場人物たちが愛嬌たっぷりに描かれている。白黒のペン画の挿絵は画家でもある作者が手がけたもので、キャラクターの姿は漫画風で愛らしく、背景は作者の生まれ育ったフィンランドの気候風土を感じさせる。シリーズは他に『ムーミン谷の彗星』（下村隆一訳）『ムーミンパパの思い出』（小野寺百合子訳）『ムーミン谷の夏まつり』（下村隆一訳）『ムーミン谷の冬』（山室静訳）『ムーミン谷の仲間たち』（山室静訳）『ムーミンパパ海へいく』（小野寺百合子訳）『ムーミン谷の十一月』（鈴木徹郎訳）と別巻の『小さなトロールと大きな洪水』（冨原眞弓訳）がある。	""	（ムーミン童話全集）
83	小学校４～６年生	""	""	""	小さい牛追い	""	""	""	マリー・ハムズン／作	石井桃子／訳	エルザ・ジェム／さし絵	""	岩波書店	""	2005	1950	284.0	""	ノルウェーの農場に住む４人の子どもたちは、毎年両親と一緒に村中の牛やヤギを預かって、山の上の牧場で夏を過ごす。特に今年は、オーラとエイナールが初めて牛追いをすることになっていて、夏が来るのをとても楽しみにしていた。役僧さんのところの牝牛のポティマーがいなくなり、ふたりは野宿したり、何十キロも歩いたりして、遠くの牧場まで探し回る。放浪癖のある牛に手こずりながらも、ふたりは雨の日も風の日も牛追いの仕事をやり遂げる。続編『牛追いの冬』では、秋から冬にかけての農場での出来事が描かれている。両作品とも中谷千代子の絵が付いた単行本は入手不可。	""	（岩波少年文庫）
84	小学校４～６年生	""	""	""	小さなバイキング	""	""	""	ルーネル＝ヨンソン／作	大塚勇三／訳	エーベルト＝カールソン／さし絵	""	学習研究社	""	1967		252.0	""	ビッケは、バイキングの族長の息子で、暴力が嫌いな優しい少年。機略で父との石運び競争に勝ち、その知恵を認められ、初めて遠征に参加させてもらう。航海で危ない目にあうたび、ビッケは頭を使って仲間を助け困難を切り抜ける。敵に捕まった時は、口がギザギザの奇妙な魚を使って、戸に穴を開けて逃げ出し、またある時は、通行税を取り立てようとする強欲なデンマーク人の目をごまかす芝居を考え、船の宝物を守る。体も小さく臆病なビッケが大人顔負けの活躍をする、軽快でユーモアいっぱいの北欧の物語。続編には『ビッケと赤目のバイキング』（石渡利康訳・評論社）他３作がある。	""	""
85	小学校４～６年生	""	""	""	地下の洞穴の冒険	""	""	""	リチャード・チャーチ／作	大塚勇三／訳	ジョフリー・ウィッタム／さし絵	""	岩波書店	""	1971		230.0	""	夏休み、ワラビの海原で洞穴を発見したジョンは、さっそく秘密の会のメンバー４人を集めて洞穴探検の作戦会議を開いた。ロープ、縄ばしご、懐中電灯等を集め、計画が大人に漏れないように気を配りながら準備を進める。２日後、家を抜け出した少年たちは、探検に乗り出すが、ちょっとした手違いからロープをなくし、二手に分れてしまう……。慎重派のジョン、はにかみやのジョージ、楽天的なハロルド、気のいいふとっちょサンダー、みえっぱりのアラン、５人の個性がぶつかり合い、思わぬ危険を招く展開はスリルに満ちている。わずか１日の冒険を描いたとは思えない読み応えのある作品。	""	""
86	小学校４～６年生	""	""	""	チベットのものいう鳥	""	""	""	田海燕／編	君島久子／訳	太田大八／画	""	岩波書店	""	1977		292.0	""	チベットの民話。真の聡明さと知恵をもたらすという金玉鳳凰を探しに出かけた王子は、帰る道中、捕まえた鳳凰から面白い話を聞く。夢中になった王子は、鳳凰と口をきいてはいけないという賢者の戒めも忘れて話の先を促し、その度、鳳凰に逃げられてしまう。「生きた人形」「金花と銀花」「黄金の夢」等、24の話を聞くうちに王子は、いつしか沈着な性格と強靱な精神を培い、後に立派な国王となる。\ｎ生きる知恵が詰まった話が味わい深い。鳳凰の巧みな語りに読者も思わず引き込まれるだろう。	""	""
87	小学校４～６年生	""	""	""	チポリーノの冒険	""	""	""	ジャンニ・ロダーリ／作	杉浦明平／訳	Ｂ・スチェエーヴァ／さし絵	""	岩波書店	""	1987	1956	380.0	""	横暴なレモン大公の圧政に苦しむ国で、タマネギ坊やチポリーノの父が牢に入れられた。チポリーノは仲間の助けを得て父を救い出し、民衆の手に自由を取り戻す。誤診しても身なりで信用される医師、地位にしがみつく家老……、現実の社会にも見られそうな世相を風刺の効いたユーモアで笑い飛ばしていて爽快。ブドウ親方、カブ子等、登場人物は野菜や果物で、主人公はイタリア人になじみの深いタマネギ。皮をむけば涙が出るタマネギ坊やを始め、それぞれの特徴が生かされているのも面白い。ロシア版からとった挿絵が雰囲気に合っていて楽しく、『森は生きている』（岩波書店）の作者マルシャークの詩も掲載されている。	""	（岩波少年文庫）
88	小学校４～６年生	""	""	""	チョコレート工場の秘密	""	""	""	R・ダール／作	田村隆一／訳	J・シンデルマン／絵	""	評論社	""	1972		238.0	""	チャーリー少年は貧しく、いつもお腹を空かせていた。ある日、世界一大きくて有名なチョコレート工場の社長ワンカ氏が、工場見学とお菓子一生分を５人の子どもにプレゼントすると発表した。チャーリーが拾ったお金で板チョコを買うと、幸運にも当選券の最後の１枚が入っていた。見学当日、デブの男の子、金持ちのわがまま娘等、他の当選者たちと工場内に入ると、なんとそこにはチョコレートの川が流れ、小人たちが働いていた。奇想天外なストーリーと辛口のユーモアが魅力のダールの代表作。続編に『ガラスのエレベーター宇宙にとびだす』がある。	""	""
89	小学校４～６年生	""	""	""	月からきたトウヤーヤ	""	""	""	肖甘牛／作	君島久子／訳	太田大八／絵	""	岩波書店	""	1969		182.0	""	わらじ作りの名人のおばあさんが、月から来た老人にわらじを作り、お礼にトウヤー（ウサギの歯）をもらう。トウヤーを土に埋めると、やがて立派なトウモロコシが実を結び、その実は人間の赤ん坊になった。トウヤーヤと名付けられ大きくなった男の子は、目が見えなくなるまで働いて自分を養ってくれたおばあさんのため、病人を治すという金の鳥を捕まえに花花山（ホワホワやま）を目指して旅に出る。チワン族に伝わる民話をもとにした中国の創作童話。素朴で幻想的な物語の中に、歌やなぞなぞがちりばめられ、親子や夫婦の思いやりの心が描かれる。一族の風俗を伝える挿絵が美しい。	""	""
90	小学校４～６年生	""	""	""	ツバメ号とアマゾン号	""	""	""	アーサー・ランサム／作・さし絵	岩田欣三，神宮輝夫／訳	""	""	岩波書店	""	1967		488.0	""	湖の無人島で、子どもだけでキャンプをすることになったウォーカー家の兄妹４人は、小さな帆船ツバメ号で島を目指した。最年長のジョンを船長に、乗組員は料理長のスーザン、空想好きのティティ、好奇心旺盛なロジャ。島に上陸して、テントをはったり、かまどで食事を作ったり、自分たちの島を手に入れたと思った矢先、どくろ印の黒旗を掲げた帆船アマゾン号が現れた。乗っていたのは、おてんば姉妹のナンシイとペギイで……。\ｎ英国の湖沼地方を舞台に子どもたちの休暇中の生活を描いたシリーズ第１作。帆船の操縦やキャンプの様子等、具体的で生き生きとした描写や、子どもたちが自力で冒険し活躍するストーリーに、読者の子どもは、こんな夏休みが過ごせたらと思うに違いない。他に『ツバメの谷』『ヤマネコ号の冒険』『長い冬休み』『オオバンクラブの無法者』『ツバメ号の伝書バト』『海へ出るつもりじゃなかった』『ひみつの海』『六人の探偵たち』『女海賊の島』『スカラブ号の夏休み』『シロクマ号となぞの鳥』と、シリーズは全12巻。主な登場人物は共通だが、物語は巻ごとに独立している。自然の中で過ごす休暇への憧れは普遍的で、第１巻出版後約80年を経た今なお根強い人気があり、読み終えるのが寂しいという感想もよく聞く。それは登場人物たちの冒険を読者も共有してきたことの証しと言えるだろう。	""	（アーサー・ランサム全集）
91	小学校４～６年生	""	""	""	冷たい心臓	ハウフ童話集	""	""	ヴィルヘルム・ハウフ／作	乾侑美子／訳	Ｔ・ヴェーバーほか／画	""	福音館書店	""	2001		672.0	""	アラビアの砂漠を行く隊商のもとに、砂塵を蹴立てて現れたひとりの男が仲間に加わる。男の提案で、連れ立って旅する商人たちはつれづれに物語を語り、旅の終わりに男の正体も明らかになるのだった。この枠になるストーリーとともに、商人たちが語る「コウノトリになったカリフの話」「切られた手の話」等６話を楽しめる「隊商」、表題作が語られる「シュペッサルトの森の宿屋」、「アレッサンドリアの長老とその奴隷たち」の３作品を所収。いずれも、登場人物たちが物語を次々に語るという趣向で、不思議な話、怖い話、冒険談が存分に味わえる。偕成社文庫は『隊商』（塩谷太郎訳）を含む全３巻。	""	（福音館古典童話シリーズ）
92	小学校４～６年生	""	""	""	つる姫	""	""	""	阿久根治子／著	瀬川康夫／画	""	""	福音館書店	""	2004		320.0	""	戦国時代、瀬戸内海の大三島を拠点とする三島水軍総領の末娘つるは、竜神のお告げにより、民を守る運命の下に生まれる。つる姫は、皆に愛され美しく健やかに育つが、大三島を狙う大内家との戦いで兄が戦死すると、女の身ながら水軍を率い果敢に敵に立ち向かう。戦いの中、つるは幼なじみの明成と再会し将来を誓い合うが、その明成もつると民を守って討ち死にする。後に残されたつる姫が、婚礼姿で波間に消えてゆく結末は悲しくも鮮烈で、時を越えて人々の胸を打つ。瀬戸内海を舞台に、強くひたむきに生きた女性を史実に基づき格調高く描いた歴史時代小説。1972年刊の再刊。	""	（福音館文庫）
93	小学校４～６年生	""	""	""	点子ちゃんとアントン	""	""	""	ケストナー／作	高橋健二／訳	ワルター・トリヤー／さし絵	""	岩波書店	""	1962		184.0	""	点子ちゃんは、大きな家に住むおちゃめで元気な女の子。両親は仕事や社交に忙しく、点子にかまう暇がない。一方アントンは、病気のお母さんの世話をしながら、昼は学校に通い、夜は靴ひもを売るけなげな少年。ふたりは仲が良く、互いを思いやり信頼し合っている。点子がアントンの居眠り等をとがめる先生を訪ね、彼の家庭の事情を話せば、アントンは、点子の家に強盗が押し入ろうとしていることを知らせる。ふたりの友情と周囲の大人たちの現実をユーモアと諷刺を交えて描いた作品。誠実に生きる人が幸せになる結末に作者の願いが込められている。岩波少年文庫（新版）は、池田香代子訳。	""	（ケストナー少年文学全集）
94	小学校４～６年生	""	""	""	天才コオロギニューヨークへ	""	""	""	ジョージ・セルデン／作	吉田新一／訳	ガース・ウイリアムズ／絵	""	あすなろ書房	""	2004		215.0	""	ひょんなことからニューヨークへ来た田舎コオロギのチェスターは、駅で新聞を売る少年マリオに拾われ、売店に住むことになる。ネズミのタッカーやネコのハリーと友達になり、都会暮らしにも次第に慣れるが、売店はチェスターが来てから騒動続き。ところが、チェスターの素晴らしい演奏が人々の注目を集め……。律儀なチェスター、気のいいタッカー、しっかり者のハリーの３匹のやりとりが楽しく、個性を描き分けた絵も魅力。『都会にきた天才コオロギ』（1974年・学習研究社）の改題・新装改訂。続編『タッカーのいなか』（評論社）は、タッカーとハリーが、田舎に戻ったチェスターを訪れる話。	""	""
95	小学校４～６年生	""	""	""	時をさまようタック	""	""	""	ナタリー・バビット／作	小野和子／訳	""	""	評論社	""	1989		173.0	""	10歳の少女ウィニーは、家出の途中、森でタック一家と出会う。彼らは87年前、偶然この森にある不老不死の泉の水を飲んで、永遠の命を得た。以来、泉が悪用されないよう守り続けてきたが、秘密を知られそうになったため、ウィニーを誘拐する。しかし、ウィニーとタックたちは、ともに過ごすうち、互いに心を開くようになる。そんな折、森に永遠の命を手に入れたいと願う男が現れ、ウィニーを探して警官もやって来た……。永遠に生き続けなければならない人間の孤独と苦悩が描かれ、限りある命を生きる大切さを考えさせられる。情景描写も繊細で美しく、静かに心に語りかけてくる。	""	""
96	小学校４～６年生	""	""	""	杜子春・くもの糸	""	""	""	芥川龍之介／著	鴇田幹／さし絵	""	""	偕成社	""	1978		232.0	""	昔、中国は唐の都洛陽に、杜子春（とししゅん）という若者がいた。彼は人間の薄情さに愛想を尽かし、自分を助けてくれた鉄冠子（てつかんし）という仙人に弟子入りする。鉄冠子は彼を峨眉山（がびさん）の岩の上に座らせ、何があっても声を出さぬように言い置いて出かけた。魔性の仕業で落ちた地獄でも、あらゆる責め苦に黙って耐えていた杜子春だったが、馬に変わり果てた両親がむち打たれるのを見て……。芥川には古典を題材とした作品が多く、この「杜子春」もその１つ。表題作はともに子ども向けの名作として知られる。他に出世作の「鼻」や「芋粥」等、全12編を所収。収録作がほぼ重なる『羅生門・杜子春』（岩波少年文庫）もある。	""	（偕成社文庫）
97	小学校４～６年生	""	""	""	飛ぶ教室	""	""	""	ケストナー／作	高橋健二／訳	ワルター・トリヤー／さし絵	""	岩波書店	""	1962		234.0	""	ドイツの高等中学（ギムナジウム）の寄宿舎を舞台にしたクリスマスの物語。貧しくてクリスマスにも両親のもとへ帰れない首席のマルチン、親に捨てられても明るく生きる詩人のヨーニー、力が強くて大食らいのマチアス、臆病なちびのウリー等、思春期の少年たちがそれぞれの境遇に負けず、懸命に生きる姿を描き出す。少年たちは仲間との友情、尊敬する正義先生や禁煙先生との深い絆に支えられながら、悩みや悲しみを知恵と勇気で乗り越えていく。ケストナーの少年時代が色濃く反映された作品。人間を信頼することの尊さを教えてくれる。岩波少年文庫（新版）は、池田香代子訳。	""	（ケストナー少年文学全集）
98	小学校４～６年生	""	""	""	とぶ船	""	""	""	ヒルダ・ルイス／作	石井桃子／訳	ノーラ・ラヴリン／さし絵	""	岩波書店	""	1966		350.0	""	魔法の始まりは､薄暗い店に並べられていた小さな船だった｡ピーターはそれを見たとたん､胸がドキン!と大きく鳴り､買わずにはいられなかった。実はそれは､願いさえすれば小さくも大きくもなり､持ち主の望む時と場所に連れて行ってくれる魔法の船だった｡ピーターたち４人兄妹は､まず､入院中のおかあさんを訪ねた｡そして､古代エジプトへ､北欧の神々の住むところへ､ロビンフッドの時代へと次々に冒険の旅を重ねる｡大人向けの歴史小説家が､ひとり息子に聞かせた話をもとに書いたファンタジー｡時空を超えた旅に憧れる子どもにぜひすすめたい｡岩波少年文庫（2006［1953］年）は、上下２巻で入手可｡	""	""
99	小学校４～６年生	""	""	""	トム・ソーヤーの冒険上・下	""	""	""	マーク・トウェイン／作	石井桃子／訳	Ｔ・Ｗ・ウィリアムズ／さし絵	""	岩波書店	""	2001	1952	262・254	""	19世紀前半、アメリカ・ミズーリ州のセントピーターズバーグ。伯母と暮らすトム・ソーヤーは、勉強嫌いで、いたずらに情熱を傾ける腕白少年。親友の宿無しの少年ハックルベリー・フィンと、無鉄砲ながらも楽しい日々を過ごしていた。ある日、ふたりは真夜中の墓地で殺人を目撃してしまう……。自然豊かな田舎町で繰り広げられる子どもたちの冒険が、簡潔な文章でテンポよく描かれている。大人の価値観に囚われない自由奔放な世界に誘い込まれ、登場人物とともに胸躍る冒険が楽しめる名作。ハックを主人公にした『ハックルベリー・フィンの冒険上・下』（大塚勇三訳・福音館書店）もある。	""	（岩波少年文庫）
100	小学校４～６年生	""	""	""	トムは真夜中の庭で	""	""	""	フィリパ・ピアス／作	高杉一郎／訳	スーザン・アインツィヒ／絵	""	岩波書店	""	1967		304.0	""	夏休み、トムは古い邸宅を改造したアパートに住む親戚に預けられる。退屈していたトムだったが、ある晩、真夜中に大時計が13時を打つのを聞く。裏口のドアを開けたトムの目の前には、狭いはずの空き地の代わりに、美しい庭園が広がっていた。そこでトムは、ヴィクトリア時代に生きる少女、ハティと出会う。真夜中にしか現れないその庭園で、ふたりは毎日のように遊ぶ。庭園には、訪れる度違った時間や季節が流れていた。そしてハティもまた、出会った頃の彼女のままではなかった……。現在と過去が交錯する、幻想的でミステリアスな物語。驚きの結末に、静かな感動が心に広がる。	""	""
101	小学校４～６年生	""	""	""	ドリトル先生アフリカゆき	""	""	""	ロフティング／作・さし絵	井伏鱒二／訳	""	""	岩波書店	""	1978	1961	248.0	""	「沼のほとりのパドルビー」に住む医者のドリトル先生は、たくさんの動物と一緒に暮らしていた。ある日、先生はオウムのポリネシアから動物にもことばがあることを教わる。やがて、それらのことばを習得した先生は、人間の医者をやめ、世界でただひとりの動物語ができる獣医になり、診察に励んでいた。そこへ、アフリカのサルから仲間の間に疫病が流行っているとの便りが届き、先生は彼らを助けに行くことに……。サルたちが体の前後に頭がある奇妙な動物“オシツオサレツ”を先生に贈ったり、ツバメの大群が先生たちの乗った船をロープをほぐした糸で引っぱったりする等、奇想天外な発想が面白いシリーズ第１作。他に、『ドリトル先生航海記』『――の郵便局』『――のサーカス』『――の動物園』『――のキャラバン』『――と月からの使い』『――月へゆく』『――月から帰る』『――と秘密の湖』『――と緑のカナリア』『――の楽しい家』がある。世間には無頓着だが誠実で正義感にあふれるドリトル先生を始め、家政婦役のアヒルのダブダブや食いしん坊のブタのガブガブ等、個性豊かなキャラクターの活躍がユーモラスに描かれている。シリーズを通して、作者の人間や動物に対する愛情が感じられ、刊行以来、幅広い年齢の子どもたちに支持されている。	""	（ドリトル先生物語全集）
102	小学校４～６年生	""	""	""	トンデモネズミ大活躍	""	""	""	ポール・ギャリコ／作	矢川澄子／訳	ジャーネット・グレアム＝ジョンストン，アン・グレアム＝ジョンストン／さし絵	""	岩波書店	""	1970		320.0	""	職人が酔っぱらったはずみに作った置物は、しっぽがなく、ウサギ耳で、おまけに体は青一色のトンデモネズミ。時計が13打った不思議な夜に動き出し、外の世界へ旅立った。タカと一緒に空を飛んだり、ゾウの映画撮影を手伝ったり、いかさま動物商に売られたり、さまざまな出会いとともに冒険は続く。行く先々で“トンデモネコに食べられる”と言われ、一時は弱気で臆病になるが、最後はトンデモネコに会いに行き、戦いを挑む。どんな困難にもへこたれず、自分の力を信じて進むトンデモネズミの姿には勇気づけられる。旅の後の幸せな結末は、宝物のようにいつまでも心に残るだろう。	""	""
103	小学校４～６年生	""	""	""	長い長いお医者さんの話	チャペック童話集	""	""	カレル・チャペック／作	中野好夫／訳	ヨセフ・チャペック／さし絵	""	岩波書店	""	1962		296.0	""	魔法使いが弟子をどなりつけようとして、食べていたウメの実をのどにつまらせた。慌てた弟子は医者を呼ぶが、やって来た４人の医者は、手当てもそっちのけで、お姫さま、ヤカマシ小僧、カッパ、妖精と、風変わりな病人を看た体験を順々に話し出す。気まぐれな魔法使いをちょっとばかり懲らしめようというのだ……。この表題作の他、「郵便屋さんの話」「小鳥と天使のたまごの話」等、全９編を収録。夢と現実の世界を巧みに結びつけたお話は、ユーモアと機知に富み、鋭い風刺の裏にはチャペックの人間に対する共感が感じ取れる。兄ヨセフの軽やかなタッチの挿絵も妙味を添えている。岩波少年文庫は入手可。	""	""
104	小学校４～６年生	""	""	""	夏の丘、石のことば	""	""	""	ケヴィン・ヘンクス／作	多賀京子／訳	""	""	徳間書店	""	1996		224.0	""	ブレイズは、幼い頃に母親を火事で亡くし、心に傷を負った少年。ある日、窓から見える丘に、石を並べて作った文字で母親の名前が綴られていた。心無いいたずらに、大きなショックを受けるブレイズ。一方、丘の向こうではジョゼルという少女が、祖母の家に預けられていた。ジョゼルは母親に愛されない寂しさのあまり、他の誰かを不幸にしたくなり、いたずらをしたのだった。そんなふたりは丘で出会い、ブレイズは次第に心を開くが、ジョゼルはいたずらを隠すためについた嘘が、だんだん心に重くのしかかってくる。思春期のゆれる感情をみずみずしく描き、読者を惹きつける。	""	""
105	小学校４～６年生	""	""	""	西風のくれた鍵	""	""	""	アリソン・アトリー／作	石井桃子，中川李枝子／訳	アイリーン・ホーキンズ／さし絵	""	岩波書店	""	2001	1996	182.0	""	「なぞなぞかけた／といてみろ／おれのポケットにゃ／鍵がある……」と唱えるように言って西風がくれた木の実の鍵。西風の出すなぞを解いていくうちに、ジョンが知ったカエデやカシの木の秘密とは……。この表題作の他、動物たちのことばがわかる不思議なスカーフを拾った少年の話「ピクシーのスカーフ」や、雪で作られた女の子が自分を作ってくれた男の子に恋をする話「雪むすめ」等、６つの物語を収録。イギリスの豊かな田園を背景とした幻想的な短編集。この他、アトリーの短編集には、同じく岩波少年文庫の『氷の花たば』（フィリップ・ヘップワースさし絵）がある。	""	（岩波少年文庫）
106	小学校４～６年生	""	""	""	錦の中の仙女	""	""	""	伊藤貴麿／編訳	大石哲路／さし絵	""	""	岩波書店	""	1987	1956	302.0	""	老婦人が苦心して織り上げた錦の中の風景が、現実の世界となって現れる表題作を始め、幸福を求めて旅に出る若者の話「西南へひとすじに」、魔性の女に妹の大難を救ってもらった男の話「心臓をぬきとって難を避けさせる」、死んだ父の悪い魂が息子の皮をはぎにくる話「空とぶしかばね」、家相が良い他人の屋敷に先祖の骨を埋める話「風水をみる先生」等、中国の民話18編を収録。民話本来の素朴さを生かしたものから、創作に近い再話まで、内容は多様。あやしい雰囲気を漂わせた不思議な話が多い。短編ながら、ストーリーが複雑に絡み合ったものは読み応えがある。	""	（岩波少年文庫）
107	小学校４～６年生	""	""	""	西の魔女が死んだ	""	""	""	梨木香歩／著	""	""	""	小学館	""	1996		210.0	""	中学生になり１ヶ月が過ぎた頃、友達との関係に疲れ学校に行けなくなった＜まい＞は、田舎の祖母のもとで暮らすことになる。そこで曾祖母が魔女だったと聞かされた＜まい＞は、強くなるために魔女修行を始める。毎朝、鶏小屋に生みたての卵を取りに行ったり、野いちごでジャムを作ったり、自然と向き合う生活は、＜まい＞の心をほぐしていった。おばあちゃんは＜まい＞に、大切なのは自分で考え決めることだと教えてくれた。ありのままの＜まい＞を暖かく受け入れ、信じ、見守ってくれる祖母の存在は大きく、愛情がこもったさりげないことばの数々は、読者の心にも響いてくる。初出は1994年楡出版。	""	""
108	小学校４～６年生	""	""	""	二年間の休暇	""	""	""	ジュール・ベルヌ／作	朝倉剛／訳	太田大八／イラストレーション	""	福音館書店	""	1968		544.0	""	1860年、ニュージーランドの寄宿学校の少年14名を乗せたスラウギ号が波にさらわれた。嵐の太平洋を東に流され、船は無人島に漂着する。少年たちは、遭難者が住んでいたほら穴を整え、狩りをして自給自足の生活を始める。14歳で最年長の沈着冷静なアメリカ人ゴードン、13歳の勇気あるフランス人ブリアンとその弟のジャック、ブリアンと張り合ううぬぼれやのイギリス人ドニファン。見習い水夫のモコを含む総勢15名の、国籍も性格も異なる少年たちは、見知らぬ土地で争いや冒険を繰り返しながら、やがて固い絆で結ばれていく。幅広い読者を魅了してやまない冒険物語の傑作。「十五少年漂流記」としても有名。	""	（福音館古典童話シリーズ）
109	小学校４～６年生	""	""	""	二分間の冒険	""	""	""	岡田淳／著	太田大八／絵	""	""	偕成社	""	1985		237.0	""	悟は、校庭で出会った不思議な黒ネコ＜ダレカ＞に知らない世界へ連れて来られた。元の世界へ戻るには、ダレカとかくれんぼをして勝たなければならない。しかし捕まえるべきダレカは、この世界ではネコではなく、一番確かなものの姿をしているという。悟はダレカを探すうちに、かおりという女の子と竜の館へ向かうことになる。時間の枠を超えた“二分間”の冒険は、骨太の筋と意表をつく展開で読者を夢中にさせる。悟と一緒になって冒険していくうちに、いつしか自分にとっての確かなものをも考えさせられる作品。	""	""
110	小学校４～６年生	""	""	""	ニルスのふしぎな旅上・下	""	""	""	セルマ・ラーゲルレーヴ／作	菱木晃子／訳	ベッティール・リーベック／画	""	福音館書店	""	2007		520・536	""	なまけ者で、両親を困らせてばかりの少年ニルスは、ある日、トムテをからかった罰で、小人の姿に変えられてしまう。悲嘆にくれるニルスだったが、小人にされて動物のことばがわかるようになり、飼っている白ガチョウのモルテンの背に乗って、ガンの群れと一緒に北の大地ラップランドへと旅に出る。そして大空を飛びながらスウェーデン中を旅して回り、その土地土地での言い伝えや昔話を聞くうちに、いつしかニルスの心に、生命の尊さ、自然や人々に対する感謝の気持ち、仲間に対する愛情や信頼等が芽生えていく。雄大な自然を舞台に繰り広げられる冒険物語。偕成社文庫は、香川鉄蔵・節訳。	""	（福音館古典童話シリーズ）
111	小学校４～６年生	""	""	""	人形の家	""	""	""	ルーマー・ゴッデン／作	瀬田貞二／訳	堀内誠一／絵	""	岩波書店	""	1967		260.0	""	古いオランダ人形のトチーは､エミリーとシャーロットの姉妹の部屋で､他の人形たち――プランタガネットさんと＜ことり＞さんを両親に､弟のりんごちゃん､犬のかがり――と家族のように暮らしていた｡ある日､姉妹のもとに人形の家が届く｡トチーたち一家は念願の自分たちの家に大喜び｡ところが､美しいが傲慢なフランス人形のマーチペーンが現れたことから､一家に思わぬ事態が降りかかる｡願うことしかできない人形の一途で切ない思いが胸を打つ｡人形の社会の中に人間の心理や人生の真実を映し出した作品｡岩波少年文庫（新版）は入手可｡	""	""
112	小学校４～６年生	""	""	""	ネギをうえた人 	朝鮮民話選	""	""	金素雲／編	金義煥／さし絵	""	""	岩波書店	""	2001	1953	254.0	""	昔、人間は、互いが牛に見え、親や兄弟でさえ牛と間違えて食べていた。自分の兄弟を食べてしまったある人は、人間が人間に見えるまともな国を探して旅に出る。ついにたどり着いたその国では……。この表題作を始め、ナンキンムシとノミとシラミが大立ち回りを演じる「ナンキンムシのさかもり」、おばあさんが大根畑を荒らすトラを懲らしめる「わるいトラ」等、のどかな伝承風景の中に、韓国の人々の素朴な心が感じられる民話33編を収録。	""	（岩波少年文庫）
113	小学校４～６年生	""	""	""	ネコのミヌース	""	""	""	アニー・M・G・シュミット／作	西村由美／訳	カール・ホランダー／絵	""	徳間書店	""	2000		248.0	""	若い新聞記者のティべは、恥ずかしがり屋。人にインタビューできないので、書くのはネコのことばかり。明日までに“ニュースらしさ”のある記事が書けなければ、クビになるはずだった。その夜、ティベの家に突然現れたミヌースという名の若い女性は、まるでネコそっくり。木に登ったり、ゴロゴロのどを鳴らしたり、フーッと唸ったり……。それもそのはず、ミヌースはネコだったのだ。ユニークな着想や展開の面白さだけでなく、作者の豊かな人間性が生み出した登場人物も物語を魅力的なものにしている。オランダで最も愛された児童文学作家の代表作のひとつ。	""	""
114	小学校４～６年生	""	""	""	野うさぎの冒険	""	""	""	Ｂ・Ｂ／作	掛川恭子／訳	Ｄ・Ｊ・ワトキンズ＝ピッチフォード／さし絵	""	岩波書店	""	1990		182.0	""	生まれたばかりの野ウサギの子リーパスにとって、世界は危険に満ちていた――メンフクロウ、オコジョ、キツネ等の野生動物、そして密猟者のトムじいさんや鉄砲好きの牧師等、狩りをする人間たち。生き延びるためには知恵と体力、それに運の良さが必要だった。リーパスはこの３つながら備え持ったウサギだった。九死に一生を得る場面も１度ならずあるが、どれも息詰まる臨場感にあふれている。自然をこよなく愛する作者の筆は、リーパスと彼の周辺世界を丹念にしかも淡々と描き出していく。みずみずしい自然描写と作者の手になるモノクロの挿絵からは、作品に寄せる深い愛情が感じられる。	""	（岩波少年文庫）
115	小学校４～６年生	""	""	""	のっぽのサラ	""	""	""	パトリシア・マクラクラン／作	金原瑞人／訳	中村悦子／絵	""	徳間書店	""	2003		152.0	""	アンナとケイレブは幼くしてママを亡くし、草原でパパと３人で暮らしてきた。ある時パパが、新しい奥さん、そして子どもたちのママになってくれる人を探す広告を出し、のっぽのサラがやって来た。ふたりはサラが好きになり、ママになってもらいたいと思うが、生まれ故郷の海を恋しがるサラを見て、帰ってしまうのではと不安を抱く。一緒に暮らすうちに、それぞれの心が少しずつ寄り添い、新しい家族になってゆく様子が、アンナの目を通して丁寧に描かれ、家族のあり方について考えさせられる。1987年福武書店版の改訳再刊。続編に『草原のサラ』（こだまともこ訳）がある。	""	""
116	小学校４～６年生	""	""	""	のどか森の動物会議	""	""	""	ボイ・ロルンゼン／作	山口四郎／訳	カールハインツ・グロース／絵	""	童話館出版	""	1997		168.0	""	自然豊かなのどか森の動物たちと、かわず村の人間たちは、仲良く平和に暮らしていた。ところが、村人たちは、百万長者になるために森の木を切って売りとばそうと計画する。これを知った動物たちは、計画を中止させようと動物会議を開く。もぐらが穴を掘って馬車を地中に埋めたり、すずめばちと蚊が男たちを刺して眠れなくしたりと､動物たちは各々の特技を活かした作戦を実行に移す。自分本位で浅はかな行動をとる村人に対し、動物たちは、いたわりと節度をもった方法で人間たちをいさめる。楽しく読むうち、人と自然が共生する大切さを思い知らされる物語。あかね書房版（1975年）の復刊。	""	""
117	小学校４～６年生	""	""	""	ノンちゃん雲に乗る	""	""	""	石井桃子／著	中川宗弥／画	""	""	福音館書店	""	1967		278.0	""	８歳になる女の子ノンちゃんは、大泣きしながら町はずれの神社の境内を歩いていた。大好きなお母さんがお兄ちゃんだけを連れて東京に出かけたのだ。悲しさとくやしさでやりきれないノンちゃんは、境内の木に登り、またがっていた枝から池に落ちてしまう。気がつくと、そこは池に映っていた空の世界だった。ノンちゃんは、雲に乗ったおじいさんに助けられ……。優等生だが甘えん坊の少女が、雲の上で不思議な老人に自分や家族のこと等を話すうち、少しずつ自らの心を見つめ直していく。戦後間もなく発表されたファンタジーで、幼い子どもの心の世界をのびのびと描き出している。	""	""
118	小学校４～６年生	""	""	""	はいけい女王様、弟を助けてください	""	""	""	モーリス・グライツマン／作	唐沢則幸／訳	横山ふさ子／挿絵	""	徳間書店	""	1998		216.0	""	「はいけい／女王様／弟のルークのことで、至急お話がしたいです。弟はガンにかかっています。」コリンは、女王陛下に手紙を書いた。両親はコリンを弟の死から遠ざけようと親戚へ預け、当のコリンは女王陛下に弟を助けてもらおうと、あの手この手を考えるが……。弟を救い両親に一目置かれたいと奮闘する楽観的で発想豊かなコリンの行動が笑いを誘う。悲しいテーマを扱いながら、感傷に溺れない作者の筆は、読む者を前向きな気持ちにさせてくれる。兄という分の悪さに不満顔だったコリンが、自分の答え――残された時間を弟とともに過ごす――を見つけ行動するラストシーンが胸を打つ。	""	""
119	小学校４～６年生	""	""	""	ハイジ	""	""	""	J・シュピーリ／作	矢川澄子／訳	パウル・ハイ／画	""	福音館書店	""	1974		516.0	""	幼い頃に両親を亡くしたハイジは、山でひとり暮らすアルムじいに預けられる。アルプスの大自然に包まれ、幸せな日々を送るハイジだったが、ある時、足の不自由な少女クララの話し相手にと、フランクフルトのお屋敷に連れて行かれる。都会の暮らしに馴染めないハイジは、山を恋しく思うあまり病気になるが……。無邪気で屈託の無いハイジの存在は、周囲の人々の心をなぐさめ、頑なだったアルムじいの心をも解きほぐす。読後は清らかな気持ちで満たされる。丹念な線描の挿絵からは、登場人物の素朴さと人間らしい温かみが伝わってくる。岩波少年文庫（新版）は、上下２冊で上田真而子訳。	""	（福音館古典童話シリーズ）
120	小学校４～６年生	""	""	""	ハヤ号セイ川をいく	""	""	""	フィリッパ＝ピアス／作	足沢良子／訳	Ｅ・アーディゾーニ／絵	""	講談社	""	1974		356.0	""	夏休みのある日、デビッドは庭先の桟橋に流れ着いたカヌーを見つけ、持ち主であるアダム＝コドリングと友達になる。コドリング家は没落した大地主で、先祖が隠した宝がどこかにあるはずだった。謎の詩を唯一の手がかりに、ハヤ号と名付けたカヌーに乗り、ふたりの宝探しが始まる。ひと夏の冒険を通して育まれる、境遇の異なる少年たちの固い友情を鮮やかに描き出す。美しいセイ川での描写も情景が目に浮かぶようで印象的。謎解きの面白さに加え、随所に少年たちやその家族等、登場人物の個性が光り、作品をより魅力的なものにしている。青い鳥文庫で入手可。	""	""
121	小学校４～６年生	""	""	""	ハロウィーンの魔法	""	""	""	ルーマ・ゴッデン／作	渡辺南都子／訳	堀川理万子／絵	""	偕成社	""	1997		236.0	""	「いうことをきかないロバ」みたいな子だと、周囲を閉口させるセリーナ。彼女の愛馬ハギスも、これまた勝手気ままでマイペース。「へそまがりのくそじじい」と、村で評判のがんこ者マックじいさんの農場へ何度も入り込んでしまう。セリーナは、じいさんに邪険にされるは、ガチョウの親分に追い回されるはで大弱り……。村中がハロウィーンの祭りに沸き返るスコットランドの田舎を舞台に、へまでぶきっちょだが思いやりあふれる少女が、孤独で頑なな老人の心を解かし、互いに分かち難い絆で結ばれていくまでを、小気味よい筋運びと、とぼけた味わいの会話でユーモアたっぷりに描く。	""	""
122	小学校４～６年生	""	""	""	バンビ 	森の生活の物語	""	""	ザルテン／作	高橋健二／訳	ハンス・ベルトレ／さし絵	""	岩波書店	""	1975	1952	290.0	""	生まれたばかりのノロジカの子バンビにとって、この世界で見聞きするものはすべてが新鮮。バンビは母親との暮らしの中から、また、父である年寄り鹿の大殿さまから、危険を逃れて生き抜くすべを学ぶ。ある日、火を吐く第三の手を持った＜あれ＞の姿を初めて目にしたバンビは、身の毛もよだつ恐ろしさに襲われる。野生動物の視点から敵として描かれる人間の姿は、今なお斬新で読み手に強い印象を与える。生きることの意味を極めるには「ひとりでいなければならない」という、父鹿の教えには、作者の人生に対する深い洞察が込められている。映画で描かれた世界とは一線を画する動物文学の古典。	""	（岩波少年文庫）
123	小学校４～６年生	""	""	""	ピーター・パンとウェンディ	""	""	""	Ｊ・Ｍ・バリー／作	石井桃子／訳	Ｆ・Ｄ・ベッドフォード／画	""	福音館書店	""	1972		336.0	""	ある晩、窓から飛びこんできたピーター・パンに誘われて、ウェンディとふたりの弟は“ネヴァーランド（どこにもない国）”に行く。迷子の男の子たち、人魚、海賊、アメリカ･インディアン等が住む島で、数々の冒険が繰り広げられるが、圧巻はピーター・パンとその宿敵片手の海賊フックの対決。なまいきで、気まぐれで、大人になることをやめた少年ピーター・パンの物語は、子どもからも大人からもそれぞれに愛され、生涯忘れられない印象を与えるようだ。ユーモア、風刺、空想の作家と言われた著者の代表作を、原典に忠実で、その味わいをよく伝える本書で読んでほしい。	""	（福音館古典童話シリーズ）
124	小学校４～６年生	""	""	""	ヴィーチャと学校友だち	""	""	""	ノーソフ／作	福井研介／訳	ゲ・ボージン／さし絵	""	岩波書店	""	1986	1954	332.0	""	新学期、４年生のヴィーチャのクラスにシーシキンという新入生がやって来る。ふたりはフットボールをしたりして毎日を楽しく過ごすが、ヴィーチャは算数、シーシキンは文法が苦手で、勉強から逃げ出すことばかり考えていた。やがてヴィーチャは苦労して算数を克服するが、シーシキンは学校をずる休みするようになる。心配したヴィーチャは、彼を助けて毎日一緒に勉強する。そしてクラスの友達や先生の暖かい励ましもあり、ふたりとも満点の成績で進級するのだった。自分が頑張ること、友達や家族の大切さを誠実に描き、勇気を与えてくれる。普遍のテーマが今なお共感を呼ぶ、古き良き物語。	""	（岩波少年文庫）
125	小学校４～６年生	""	""	""	ひとりでいらっしゃい	七つの怪談	""	""	斉藤洋／作	奥江幸子／絵	""	""	偕成社	""	1994		174.0	""	兄の大学までラケットを届けに行った隆司は、帰りに食堂へ向かったはずが、なぜか“助教授西戸四郎”の部屋にたどり着く。そこは、毎月決められたテーマの怪談を持ち寄って語る怪談クラブの部屋だった。怪談好きの隆司は、学生たちと共に怪談を楽しんだ後、家に帰る。ところが、兄は大学に西戸という先生はいないという。後日、次回クラブへ誘う葉書が隆司のもとに届く。――「こわがらずに、ひとりでいらっしゃい。」謎めいた時空に迷い込み、７つの怪談を楽しむという不思議を読者も体験した気分になれる。怖すぎないので、怪談が始めての子にもすすめられる。続編に『うらからいらっしゃい』。	""	""
126	小学校４～６年生	""	""	""	ひとりぼっちのロビンフッド	""	""	""	飯田栄彦／作	太田大八／絵	""	""	理論社	""	1991		222.0	""	ぼくは大森武、４年生。自慢の屋久犬テツを裏山で訓練中、子牛ほどもあるイノシシの金目大王に出会った。大王に突進したテツは、空中高くはね上げられる。ぼくとテツは激しくぶつかり、気がつくと、ぼくの魂はテツの体の中に飛び込んでいた。元の体に戻るには、大王を倒さねばならない……。自分の回復をひたすら祈る両親や級友の思いを知って、武は元の体に戻りたいと強く願うようになる。その願いがとりえのなかった武を次第に逞しくしていく。武とテツの小気味よい九州弁や、犬が缶切りを使ったり、バンザイしたりする場面等、ユーモアには事欠かない。モノクロの版画は迫力満点。	""	""
127	小学校４～６年生	""	""	""	ピノッキオのぼうけん	""	""	""	カルロ・コルローディ／作	安藤美紀夫／訳	臼井都／画	""	福音館書店	""	1970		424.0	""	ジェッペットじいさんが、しゃべる＜まるたんぼう＞から作った、あやつり人形のピノッキオ。おじいさんのためにいい子になるつもりが、本を売って人形芝居を見に行ったり、友達とこっそり“おもちゃの国”へ出かけたりと、つい誘惑に負け失敗を繰り返す。やんちゃなピノッキオが、次々と巻き起こす騒動に子どもたちは夢中になり、その冒険に一喜一憂する。最後にピノッキオが、おじいさんと再会し、心を入れ替え人間の男の子になる場面では心から祝福するだろう。100年以上も子どもたちに愛され続けてきた、底抜けに楽しいイタリアのお話。岩波少年文庫は、杉浦明平訳。	""	（福音館古典童話シリーズ）
128	小学校４～６年生	""	""	""	火の鳥と魔法のじゅうたん	""	""	""	ネズビット／作	猪熊葉子／訳	Ｈ・Ｒ・ミラー／さし絵	""	岩波書店	""	1983		398.0	""	シリルたち５人兄妹に届いたじゅうたんには、不思議なたまごが包まれていた。暖炉に落ちたたまごは火中で割れ、炎の色をした不死鳥が出てくる。不死鳥は、たまごを包んでいたのは願いを叶えてくれる魔法のじゅうたんだという。子どもたちはじゅうたんに乗り、不死鳥とともに南国へ冒険したり、じゅうたんの故郷から思いがけず199匹のネコを手に入れたりする。誇り高い不死鳥が古めかしい口調で子どもたちとやりとりするのがなんともユーモラス。子どもの素直な夢や欲望を叶えてくれるイギリスの古典作品。同じ５人兄妹が登場する物語に『砂の妖精』（本誌28p）がある。	""	（岩波少年文庫）
129	小学校４～６年生	""	""	""	秘密の花園	""	""	""	Ｆ・Ｈ・バーネット／作	猪熊葉子／訳	堀内誠一／画	""	福音館書店	""	1979		456.0	""	両親からかまわれず、言いなりになる召使いに囲まれてわがままに育ったメリーは、疫病で両親を亡くし、イギリスの荒野（ムーア）に住むおじにひきとられる。その屋敷には、10年前のある事件以降、誰も入ることを許されない鍵のかかった庭があり、広い屋敷のどこからか、時折、子どもの泣き声が聞こえてくるのだった。そこでメリーが出会ったのは……。かんしゃく持ちの気難しい主人公が、自然や動物とふれあう生活の中で、次第にすこやかさを取り戻していく様子が、すがすがしく描かれている。	""	（福音館古典童話シリーズ）
130	小学校４～６年生	""	""	""	びりっかすの神さま	""	""	""	岡田淳／作・絵	""	""	""	偕成社	""	1988		164.0	""	始が転校して来た４年１組は、成績順に席が並ぶクラス。始はそこで、背中に翼をつけ背広を着た20センチほどの男を目にする。それは、びりの子だけに見える、びりっかすの神さまだった。びりっかすさんに会いたくてわざと０点を取る始は、やがて、びり同志は心の中で話せることに気づく。教え合うことで最低点が上がり、全員が満点でびりになったとき……。徐々に仲間が増えるワクワク感、びりを取れない優等生の葛藤等、子どもの気持ちが率直に伝わってくる。競うということ、頑張るということはどういうことか、素直に納得させてくれる。図工教師でもあった作者の絵も楽しい。	""	""
131	小学校４～６年生	""	""	""	フィオリモンド姫の首かざり	""	""	""	ド・モーガン／作	矢川澄子／訳	ウォルター・クレイン／さし絵	""	岩波書店	""	1996		222.0	""	あるところに、姿は美しいが、性悪なフィオリモンド姫がいた。姫は夜ごと老魔女に魔術を習い、比類なく美しくなったのも、魔女のおかげだった。ある時王は、姫の求婚者を募った。魔女のもとへ通えなくなることを恐れた姫は、魔女に相談し、指をかけた者を宝石の珠に変える金のくさりをもらう。多くの求婚者が珠に変えられるなか、ひとりの若者が親友の王子を助けようと……。この表題作の他６話を収録。数々の困難を乗り越えた末に訪れる幸福が、力強く劇的に描かれる。妖精話も多く、ロマンチックな一面も持つ。メアリ・ド・モーガンの童話集は他に『針さしの物語』『風の妖精たち』がある。	""	（岩波少年文庫）
132	小学校４～６年生	""	""	""	ふくろ小路一番地	""	""	""	イーヴ・ガーネット／作・さし絵	石井桃子／訳	""	""	岩波書店	""	1989	1957	308.0	""	ふくろ小路一番地に住むラッグルスさんはごみさらい屋で、おかみさんは洗濯屋。一家には７人も子どもがいる。リリー・ローズは、かあちゃんの留守中に仕事を手伝おうと、お得意さんのペチコートにアイロンをかけて、見事に縮めてしまう。少年ギャングに仲間入りした双子のジムとジョンは、集会で手柄を話すため、ジムは密航者になって川を下り、ジョンは自動車番をしていてパーティーへ転がり込む等、冒険を繰り広げる。家族に荷馬車大会を見せたいというラッグルスさんの夢が叶う結末も好ましい。ユーモアあふれる大家族の暮らしぶりが生き生きと描かれ、読後は兄弟がたくさん欲しくなること受けあい。	""	（岩波少年文庫）
133	小学校４～６年生	""	""	""	ふしぎなオルガン	""	""	""	レアンダー／作	国松孝二／訳	""	""	岩波書店	""	1987	1952	276.0	""	作者が外科医として独仏戦争に従軍した当時、故郷の子どもたちへ書き送った話をもとにした童話集。表題作は、神の思し召しに叶う花嫁花婿が教会に入るとひとりでに鳴り出すオルガンを作った男の顛末を描く。功名心に溺れ妻を捨て、故郷を捨てた男が最後にたどり着いた心境とは。他に、百姓が夢の国の姫と結ばれる「見えない王国」、驕った罰で体半分が錆びた騎士を妻の愛が救う「錆びた騎士」等、全21編。幻想的な話、風刺の効いた話､可笑しい話と内容は様々だが､その背景にはキリスト教的世界観が窺える。端正な文章で綴られる情感豊かな物語世界は深い印象を残すだろう。	""	（岩波少年文庫）
134	小学校４～６年生	""	""	""	ふしぎの国のアリス	""	""	""	ルイス・キャロル／作	生野幸吉／訳	ジョン・テニエル／画	""	福音館書店	""	1971		208.0	""	チョッキを着た白ウサギが大急ぎでウサギ穴に飛び込むのを見て、アリスも続いて飛び込んだ。落ちた所は不思議の国。アリスの体は伸びたり縮んだり、自分が流した涙の池で泳いだり、出会うのはチェシャ・ネコ、ハートの女王等、おかしなものばかり。続編『鏡の国のアリス』では、鏡を通り抜けたアリスがチェスの国へ迷い込む。数学者である作者が、少女たちにせがまれて即興で語った独創的なお話は、ルイスの空想力の賜物。ユーモアとナンセンスあふれるファンタジーの古典を、理屈抜きに楽しんで欲しい。風刺画家による挿絵は、シニカルで印象的。岩波少年文庫（新版）は、脇明子訳。	""	（福音館古典童話シリーズ）
135	小学校４～６年生	""	""	""	ふたりのロッテ	""	""	""	ケストナー／作	高橋健二／訳	ワルター・トリヤー／さし絵	""	岩波書店	""	1962		202.0	""	とんちが効いて活発なルイーゼと礼儀正しくおとなしいロッテ。夏休みに“子どもの家”で出会ったふたりの少女は、顔を合わせて互いにびっくり。見た目がそっくりなふたりは、離婚した父と母に別々に育てられた双子だったのだ。両親を仲直りさせようと内緒で入れ替わって家に帰るが、ルイーゼは慣れない家事に悪戦苦闘。一方、ロッテは父に婚約者がいることに心を痛めるあまり、熱を出してしまう。ユーモアあふれる文章とテンポの良いストーリー展開で、深刻な題材も楽しく読ませる。家族で一緒に暮らしたいというふたりの切実な思いが胸を打つ。岩波少年文庫（新版）は、池田香代子訳。	""	（ケストナー少年文学全集）
136	小学校４～６年生	""	""	""	フランダースの犬	""	""	""	ウィーダ／作	畠中尚志／訳	鷹山宇一／さし絵	""	岩波書店	""	1957		246.0	""	フランダースの村はずれにある、粗末な小屋に住んでいる少年ネルロと老犬パトラッシュ。彼らは、ジェハン・ダースじいさんとともに、食うや食わずの貧乏生活にも負けず、神に感謝する毎日を送っていた。ある冬の朝、おじいさんが眠ったまま亡くなってしまい……。美術の才に恵まれたネルロと老犬のはかなくも美しい物語。この表題作の他「ニュルンベルクのストーブ」を収録。両作品ともに、貧しいながらも芸術を愛し、ひたむきに生きる少年主人公の姿が深い共感を呼ぶ。新版は、野坂悦子訳。	""	（岩波少年文庫）
137	小学校４～６年生	""	""	""	ベーグル・チームの作戦	""	""	""	Ｅ・Ｌ・カニグズバーグ／作・さし絵	松永ふみ子／訳	""	""	岩波書店	""	2006	1989	228.0	""	ぼく（マーク）は、ユダヤ教の成人式バーミツバを控えた12歳。ある日、ぼくの所属する野球チームの監督にママが、コーチに兄さんが就任した。おかげでチームの裏事情が聞こえてきて、練習にも身が入らない。そのうえ親友との関係も上手くいかず……。自意識が芽生えた少年の微妙な心理と成長を、作者独特のユーモアを交えて描く。マークの目から見た家族やチームメイト等、周囲の人々は、それぞれに個性的で作品の面白味となっている。とりわけ、何事にも全力投球でバイタリティーあふれるママが魅力的。旧題は『ロールパン・チームの作戦』（1974年）。	""	（岩波少年文庫）
138	小学校４～６年生	""	""	""	冒険者たち 	ガンバと十五ひきの仲間	""	""	斎藤惇夫／作	薮内正幸／画	""	""	岩波書店	""	1982		380.0	""	ドブネズミのガンバは、イタチの＜ノロイ＞一族に襲われ全滅寸前の島ネズミを救うため、ガクシャ、ヨイショ、イカサマ等、一癖も二癖もある仲間とともに海を越え、夢見が島へ渡る。生き残ったわずかな島のネズミと力を合わせ、ノロイ一族に死闘を挑むガンバと15匹の仲間の姿に、読者は声援を送らずにはいられない。個性的で渋みのある光彩を放つ登場人物たちが、読後いつまでも心に生き続け、忘れられないと言う子も多い。長年、児童書の出版に携わってきた著者の手になる冒険物語。初出は1972年牧書店。シリーズに『グリックの冒険』『ガンバとカワウソの冒険』がある。	""	""
139	小学校４～６年生	""	""	""	ぼくとくらしたフクロウたち	""	""	""	Ｆ・モワット／作	稲垣明子／訳	Ｒ・フランケンバーグ／絵	""	評論社	""	1972		149.0	""	フクロウをペットにしようとしていた動物好きの少年ビリーは、２羽のひなを手に入れる。嵐のため巣から落ちた“クフロ”と、少年たちにいじめられていた“メソ”。知りたがり屋で怖いもの知らずのクフロは、ビリーの愛犬マットのしっぽを踏んでからかったり、獲物のスカンクを家の中に持ち込んだりするいたずら者。大食いで何でも食べるメソは、弱虫で甘えん坊だった。カナダ中西部の大草原に近い小さな町サスカトーン。ここで少年時代を過ごした作者が、フクロウたちとの日々を回想し描いた作品。飾らない文章の端々に“家族”である動物たちへの深い愛情が感じられ、読者の共感を誘う。	""	""
140	小学校４～６年生	""	""	""	星の王子さま 	""	""	""	サン＝テグジュペリ／作	内藤濯／訳	""	""	岩波書店	""	2000	1962	150.0	""	飛行士の“ぼく”は、たったひとりで不時着したサハラ砂漠で、「ね…ひつじの絵をかいて！」と男の子に話しかけられ驚く。その子は、家くらいの大きさしかない星からやってきた王子さまだった。\ｎ飛行士の経験を持ち、自らも王子さまと同じように居場所を探し続けた作者の純粋で孤独な心から生まれた、この世に２つとない珠玉の作品。一見、小さい子に向きそうだが、奥深い精神世界を持ち、寓意の要素が強いので、あまり幼い子には難しい。人生の折々に何度でも出会ってほしい。その度に新たな発見があるだろう。新版には、巻末に作者の手になる６枚の素描と年譜が掲載されている。	""	""
141	小学校４～６年生	""	""	""	ポッパーさんとペンギン・ファミリー	""	""	""	Ｒ＆Ｆ・アトウォーター／著	上田一生／訳	Ｒ・ローソン／絵	""	文溪堂	""	1996		181.0	""	ポッパーさんは、スティルウォーターという静かな町のペンキ屋さん。ポッパーさんが何よりも憧れるのは、光あふれる氷と白い雪におおわれた南極大陸だった。ある日、南極のドレイク探検隊の提督から荷物が届いた。ポッパーさんが、心臓をドキドキさせながら木箱を開けると、「アー」と一声鳴いて、ペンギンが飛び出してきた。その後やって来たもう１羽のペンギンとの間に産まれた卵が次々にかえり……。奇抜な発想と行動力でペンギンを養うポッパーさんと、それを支える奥さんやふたりの子どもたち、それに、愛嬌あふれるなんともお茶目なペンギン一家の実に愉快な物語。	""	""
142	小学校４～６年生	""	""	""	ホビットの冒険	""	""	""	Ｊ・Ｒ・Ｒ・トールキン／作	瀬田貞二／訳	寺島竜一／絵	""	岩波書店	""	1983	1965	484.0	""	ある日、ホビット小人のビルボの家に、魔法使いのガンダルフと13人のドワーフ小人がやって来る。皆は、竜に奪われた黄金や宝石を取り戻す旅に出発する。ビルボも忍びの名人として、無理やり同行させられることになり、長い旅が始まった。妖精やゴブリン、竜等が次々に登場し、魔法あり、戦いありの息もつかせない古典的ファンタジーの傑作。のんびりやのビルボが、冒険を終える頃には、勇気ある人物に変わっていくのにも満足のいく“ゆきて帰りし物語”。後に書かれた大長編『指輪物語』（評論社）の原点とも言える。作者トールキン自身の装画・挿絵を生かしたオリジナル版も出版されている。	""	""
143	小学校４～６年生	""	""	""	まえがみ太郎	""	""	""	松谷みよ子／作	丸木俊／絵	""	""	偕成社	""	1979		174.0	""	山あいの寒村で寂しく暮らすおじいさんとおばあさんに“お正月さん”が元気な赤ん坊を授けてくれた。太郎と名付けられたその赤ん坊は、12歳になる頃には馬乗りの名手に育つ。太郎の村では、山に住む火の鳥が苦しんで暴れるたびに山が荒れ、人々は恐ろしい思いをしていた。太郎は村の幸せのために、火の鳥を救うという“いのちの水”を求めて、空飛ぶ馬“つばめとび”に乗り広い世界に旅に出る。肝が太く、正義感の強い太郎が、次々に出会う魔物や恐ろしい大蛇を相手に繰り広げる冒険は子どもを夢中にさせるだろう。民話を素材に書かれた、土の香りがする勇壮な物語。	""	""
144	小学校４～６年生	""	""	""	魔女がいっぱい	""	""	""	ロアルド・ダール／作	清水達也，鶴見敏／訳	クェンティン・ブレイク／絵	""	評論社	""	1987		302.0	""	魔女は誰でも子どもが大嫌い。どんな時も子どもを消そうとたくらんでいる。魔女には気をつけるように――魔女研究家だったおばあちゃんにそう教えられていた“ぼく”だったが、年に１度の魔女集会に偶然にも紛れ込んでしまう。そこに現れた大魔女は、美しい仮面をはずして恐ろしい素顔をさらし、毒薬“時限ネズミニナール”でイギリス中の子どもたちをネズミに変えてしまう計画を発表した。ユニークな着想、奇想天外なストーリー、そして斬新で意表をつく結末が魅力の作品。今にも動き出しそうなブレイクの挿絵は、ユーモラスで少々不気味で、そのうえ話にぴたりと合っている。	""	""
145	小学校４～６年生	""	""	""	マチルダはちいさな大天才	""	""	""	ロアルド・ダール／作	宮下嶺夫／訳	クェンティン・ブレイク／絵	""	評論社	""	1991		332.0	""	マチルダはまだ４才だが、大人の本もすらすら読める大天才だった。しかし両親はマチルダに関心が無く、いつも気持ちを踏みにじるようなことを言ってばかり。そこでマチルダは我慢の限界を越える度に、いたずらをして仕返しをしていた。小学校にあがると、担任のミス・ハニーがマチルダの才能に気づき、良き相談相手になってくれた。ところが、校長先生は図体のでかいいばり屋で、生徒を恐怖で押さえ付け、ミス・ハニーのこともいじめていた。不思議な念力を身につけたマチルダは、それを活かしてミス・ハニーを助けようとする。悪い大人を小さな子どもがこてんぱんにやっつける痛快な物語。	""	""
146	小学校４～６年生	""	""	""	魔法使いのチョコレート・ケーキ 	マーガレット・マーヒーお話集	""	""	マーガレット・マーヒー／作	石井桃子／訳	シャーリー・ヒューズ／画	""	福音館書店	""	1984		184.0	""	魔法の腕はさっぱりだが、チョコレート・ケーキを作るのは得意な魔法使いが、町中の子どもたちをパーティーに招待する。ところが、誰も来てくれなかったので、仕方なくりんごの木と一緒にお茶を飲むうち、長い年月が流れ……。この表題作の他、「葉っぱの魔法」「遊園地」等、子どもたちの日常に魔法の力が働いて素敵なことが起こる話や、少し怖い「幽霊をさがす」等、８つの短編と２つの詩が収められている。想像力豊かな作者が生み出したお話の世界はどれも独創的で、いつも不思議を探し求めている子どもたちの心を十分に満たしてくれる。	""	""
147	小学校４～６年生	""	""	""	魔法のオレンジの木 	ハイチの民話	""	""	ダイアン・ウォルクスタイン／採話	清水真砂子／訳	エルサ・エンリケス／さし絵	""	岩波書店	""	1984		256.0	""	ハイチでは、話し手の「クリーク？」の問いかけに、聞き手が「クラック！」と応じなければ、話を始めることができない。これは、著者が現地で採集した民話を、その背景や語りの様子と合わせて紹介した民話集。ある日、テーブルのオレンジを全部食べてしまったのを継母に見つかった娘は逃げ出し、生みの親の墓前で一晩中泣いて助けを乞う。次の朝、娘のスカートから落ちたオレンジの種が、土の中にもぐり込み、緑の葉っぱを伸ばし始める……。この表題作の他、「二頭のロバ」「フクロウ」等、赤道直下の国らしい、開放的で生き生きとした歌とお話が楽しめる。	""	""
148	小学校４～６年生	""	""	""	まぼろしの小さい犬	""	""	""	フィリパ・ピアス／作	猪熊葉子／訳	アントニー・メイトランド／さし絵	""	岩波書店	""	1989		242.0	""	ベンは年が離れた５人姉弟の真ん中で、孤独な日々を送っており、寂しさを埋めるために犬がほしいと思い続けてきた。そんなベンに祖父は、誕生日に犬をやると約束してくれるが、当日送られてきたのは１枚の犬の絵だった。期待を裏切られ、うちのめされたベンは、やがて目をつぶった時にだけ見える想像の犬を創り上げ、自分ひとりの世界に入り込んでいく。犬への渇望、自分の居場所を見つけられない虚しさ等、少年の心を繊細に余す所なく描いている。理想と現実の間で、苦しみながらも、自らの強い決断で幸せをつかむ姿に、読者は深い感動を得るだろう。1970年学習研究社版の復刊。	""	""
149	小学校４～６年生	""	""	""	まぼろしの白馬	""	""	""	エリザベス・グージ／作	石井桃子／訳	ウォルター・ホッジズ／さし絵	""	岩波書店	""	2007	1997	330.0	""	孤児となったマリアは、家庭教師のヘリオトロープ先生とともに、古い領主館に住む従兄弟ベンジャミン卿のもとに身を寄せる。卿はマリアを潔癖で勇敢なメリウェザー家の一員と見て取り温かく迎え入れる。奇才の料理人マーマデュークや、眠っている間に小さなドアをくぐって来ては衣装を調えてくれる謎の人物に見守られ、マリアは満ち足りた日々を送るが……。他にも不思議な少年ロビンや風変わりな老牧師等、魅力的な人物を配し、その逸話をストーリーに絡める巧みな構成で読み手の興味をそらさない。皆に訪れる幸せな結末が読者を晴れやかな気持ちにさせる。1964年あかね書房版の復刊。	""	（岩波少年文庫）
150	小学校４～６年生	""	""	""	マリアンヌの夢	""	""	""	キャサリン・ストー／作	猪熊葉子／訳	マージョリ＝アン・ウォッツ／さし絵	""	冨山房	""	1977		301.0	""	病気療養中のマリアンヌは、ひいおばあさんの裁縫箱の中に１本の鉛筆を見つけた。その鉛筆で家の絵を描いてみると、不思議なことに描いた家が夢の中に現れた。やがてマリアンヌは、長い間病気をしていたため歩けない少年マークとその家で出会う。ふたりは協力して、家からの脱出を試みる。実はその家は、えたいの知れないあいつらに監視されているのだった……。あいつらの存在は不気味で、ふたりを追いかけてくる場面は息をのむ。重い病気にかかった子どもの内面が丁寧に描かれていて、恐れや不安、そして自分の弱さを克服し成長していく姿に読者は共感するだろう。2001年に岩波少年文庫で復刊。	""	""
151	小学校４～６年生	""	""	""	ミオよわたしのミオ	""	""	""	アストリッド・リンドグレーン／作	大塚勇三／訳	イロン・ヴィークランド／さし絵	""	岩波書店	""	1967		302.0	""	ある日、孤児のボッセは魔神に連れられ、“はるかな国”へやって来た。実はボッセは、この国の王様が長らく探していた息子の王子ミオだった。父との幸せな暮らしも束の間、ミオは悪の騎士カトーと戦うために旅立つ。行く手には困難が立ちはだかるが、その度に「ミオよ、わたしのミオ。」という父の呼びかけがミオを勇気づける。\ｎ物語は静かで幻想的な雰囲気を持ちつつ、ミオがボッセとして過ごした厳しい現実世界をも描き出す。すべての子どもの幸せを願う作者の思いが作品の根底に流れている。	""	（リンドグレーン作品集）
152	小学校４～６年生	""	""	""	ミス・ヒッコリーと森のなかまたち	""	""	""	キャロライン・シャーウィン・ベイリー／作	坪井郁美／訳	ルース・クリスマン・ガネット／画	""	福音館書店	""	2005	1975	240.0	""	ヒッコリーの実とリンゴの小枝でできたお人形のミス・ヒッコリーは、家を失い、たったひとりで生きていかなければならなくなった。世間知らずで気位の高いミス・ヒッコリーが、森の動物たちに脅されたり、助けられたりしながら過ごすひと冬のお話。予想外の結末には驚かされるが、その後、春とともに訪れる希望の萌きざしに救われる。ユーモアに富み、ぴりっと皮肉の効いた会話も楽しみのひとつ。『エルマーのぼうけん』（福音館書店）を手がけた画家の挿絵は、アメリカの田舎の素朴な味わいがあり、ミス・ヒッコリーをよりおしゃれで魅力的な存在にしている。福音館文庫として再刊された。	""	（福音館文庫）
153	小学校４～６年生	""	""	""	みどりいろの童話集	""	""	""	川端康成，野上彰／訳	難波淳郎／カット	""	""	偕成社	""	1977		289.0	""	イギリスの作家であり詩人でもあったラングが、昔話から創作まで、世界中の童話を集めて再話・編集したシリーズの１冊。「カーグラスの城」（フランス）、「二ひきのかえる」（日本）、「さかなの騎士」（スペイン）等、17話を収録。シリーズは他に『ばらいろの童話集』『そらいろ――』等、全12巻。いずれも色の名前を冠したタイトルは、それだけで子どもを惹きつける魅力を持っている。昔話だけでなく、創作も易しいことばで書き直されていて手に取りやすく、１冊で世界各国のお話を読むことが出来る楽しさもあって、子どもたちの間で長く読み継がれている。	""	（ラング世界童話全集／偕成社文庫）
154	小学校４～６年生	""	""	""	みどりの小鳥 	イタリア民話選	""	""	イタロ・カルヴィーノ／作	河島英昭／訳	エマヌエーレ・ルッツァーティ／さし絵	""	岩波書店	""	1978		298.0	""	「イタリア民話集」所収の200編から、編者のカルヴィーノが子ども向けに34編を選び、編纂し直したもの。表題作は、王家に生まれた金の髪を持つ兄妹が伯母の妬みから川に流され、数奇な運命を経て幸せになる話。他に、おんどりが繰り返すせりふが楽しい「水晶のおんどり」、妖精に捕らわれた王子と貧しい娘が結ばれる「とり小屋の王子さま」、勇敢な若者が死人の腕を武器に魔法使いを倒す「死人の腕」、間抜けな若者ジュファーにまつわる４つの笑い話等、内容は幅広い。庶民の暮らしに根差したものが多く、イタリアの陽気で大らかな雰囲気が伝わってくる。	""	""
155	小学校４～６年生	""	""	""	ムギと王さま	""	""	""	エリナー・ファージョン／作	石井桃子／訳	エドワード・アーディゾーニ／さし絵	""	岩波書店	""	1971		470.0	""	表題作を始め、「七ばんめの王女」「コネマラのロバ」「ボタンインコ」「パニュキス」等、著者が自選した27編を収めた作品集。繊細で洗練されていて、且つ、生き生きとしていてユーモアを感じさせる独創的なファージョンの短編は、真に上質なもののエッセンスでできているようで、珠玉の名にふさわしい。子どもの日常を扱ったもの、寓話的なもの、昔話風なもの等、内容は多彩。石井桃子の訳とアーディゾーニの挿絵は、ファージョンの作品世界そのままの雰囲気を伝える。岩波少年文庫は『ムギと王さま（本の小べや１）』『天国を出ていく（本の小べや２）』の２分冊。	""	（ファージョン作品集）
156	小学校４～６年生	""	""	""	名犬ラッシー	""	""	""	エリク＝ナイト／作	永坂令子／訳	田中槇子／さし絵	""	偕成社	""	1993		373.0	""	炭鉱夫のキャラクロー家に飼われているラッシーは、村の誰もが誇りに思うコリー犬だった。一人息子のジョーは、いつも決まった時間に校門まで迎えに来てくれるラッシーをこよなく愛していた。しかし、不況で鉱山が閉山になり職を失ったジョーの父親は、苦渋の末ラッシーを売ってしまう。遠くスコットランドでの暮らしを強いられたラッシーは、ジョーのもとに帰るため、幾多の困難を克服しながらイングランドへと長い家路をたどる。安易な擬人化に頼らず、犬の行動や感情を丹念に描き出す手法は、様々な人たちと交わりながら旅を続けるラッシーの姿に一層のリアリティを与えている。	""	（偕成社文庫）
157	小学校４～６年生	""	""	""	名犬ラッド	""	""	""	Ａ・Ｐ・ターヒューン／作	岩田欣三／訳	ロバート・ディッキー／さし絵	""	岩波書店	""	1970	1951	370.0	""	16年間作者とともに暮らした犬、ラッドの物語。利口な事で知られる純血のコリー種の中でも、とりわけ賢く勇敢で、弱い者を慈しみ、主人には変わらぬ忠誠を誓う――そんなラッドの名犬ぶりが描かれる。足の不自由な子どもを命がけで毒ヘビから守りぬく話、ニューヨークから50キロ離れたわが家まで自力でたどり着く話等、驚くようなエピソードの数々と、その時々のラッドの健気な姿が胸を打つ。ラッドをわが子のように愛した作者の思いが伝わる作品。動物好きの子どもたちはもとより、あまり動物と接する機会のない子にも、ぜひラッドの高潔なる魂に触れてほしい。	""	（岩波少年文庫）
158	小学校４～６年生	""	""	""	名犬レッド	""	""	""	ジム・キェルガード／著	角邦雄／訳	スズキコージ／絵	""	ブッキング	""	2004		287.0	""	ダニーと父親のロスは森の掘立小屋に住み、狩りをして質素に暮らしていた。ダニーは、大地主ハギン氏の犬でアイリッシュ・セターのレッドと出会う。ハギン氏は、若いダニーの才能や情熱を見込み、品評会でチャンピオンとなったレッドの養育をダニーに任せてくれる。ダニーと強い絆で結ばれたレッドは、猟犬としての訓練を積んでいく。ある春の日、ロスが伝説の荒熊“山の大王”に襲われた。ダニーは決着をつけるためレッドと果敢に山へ入って行く……。雄大な自然の中で、心を通わせた青年と犬がともに成長していく姿を力強く描き出す。続編に『いたずらマイク』と『ショーンの大冒険』がある。	""	（名犬レッド三部作）
159	小学校４～６年生	""	""	""	名探偵カッレくん	""	""	""	アストリッド・リンドグレーン／作	尾崎義／訳	エーヴァ・ラウレル／さし絵	""	岩波書店	""	1965		230.0	""	ホームズのようにパイプをくわえ、日々町内のパトロールを怠らないカッレは、アンデス、エーヴァ・ロッタとの仲良し３人組で、白バラ軍を作り、遊び仲間の赤バラ軍と“バラ戦争”に夢中になったり、古い城跡を探検したり、楽しい夏休みを過ごしていた。ある日、エイナルおじさんの怪しい行動に気づいたカッレたちは、追跡捜査の末、宝石窃盗団を追い詰めるが、城の地下室に閉じ込められてしまう……。名探偵を夢見る少年カッレと仲間たちが、本当の事件に巻き込まれていく様子をスリルとユーモアいっぱいに描き出している。続編に『カッレくんの冒険』『名探偵カッレとスパイ団』がある。	""	（リンドグレーン作品集）
160	小学校４～６年生	""	""	""	モギ 	ちいさな焼きもの師	""	""	リンダ・スー・パーク／著	片岡しのぶ／訳	藤川秀之／カット	""	あすなろ書房	""	2003		199.0	""	みなしごの少年モギは、物心がつく前に、橋の下で暮らす片足が不自由なトゥルミじいさんに預けられた。ふたりきりの貧しい暮らしながら、モギはじいさんに愛情深く育てられ、人として情けと誇りを持って生きることを身をもって教えられる。不遇の名焼きもの師ミンに弟子入りしたモギは、師匠が命運をかけて焼き上げた作品を遠く離れた都の王宮へ届ける大役を買って出るが……。12世紀後半、朝鮮半島西海岸の青磁で栄えた村を舞台に、登場人物それぞれの生き方を通して、あるべき人間像を描き感動を呼ぶ物語。	""	""
161	小学校４～６年生	""	""	""	モモ	""	""	""	ミヒャエル・エンデ／作・絵	大島かおり／訳	""	""	岩波書店	""	1976		360.0	""	モモは都会のはずれの廃墟にたったひとりで住んでいる女の子。人々はモモの年齢も素性も知らないのに、モモに話を聞いてもらうと、なぜか幸せな気持ちになるのだった。ある日、灰色の男たちが都会に紛れ込み、人間の時間を盗み始めた。人々はよりよい生活を求めて時間を節約し始めるが、心は荒廃していく。モモは時間の国を司るマイスター・ホラの頼みで、時間泥棒が盗んだ時間を取り戻すため、地下貯蔵庫へと向かうのだった。現代社会への痛烈な批判を含んだファンタジー。幻想的でスリルに満ちた展開が読者を惹きつける。幅広い年齢層に人気のあるエンデの代表作。	""	""
162	小学校４～６年生	""	""	""	森は生きている	""	""	""	サムイル・マルシャーク／作	湯浅芳子／訳	Ｌ・ズスマーン／さし絵	""	岩波書店	""	1972		254.0	""	気まぐれな女王が大晦日だというのに、４月に咲くマツユキソウが見たいとおふれを出した。褒美のほしい継母と姉娘は、優しく働き者の継娘を雪の降りしきる森へ放り出し、花を摘ませようとする。暗い森の中で道に迷った継娘は凍えて眠りそうになった時、遠くにあかりを見つける。それは、年に１度、大晦日の晩に集う１月から12月までの月の精たちが囲む焚き火の炎だった。\ｎ月の精たちが杖を受け渡ししながら次々に季節を変化させていく情景は、読み手の想像力をかきたてる。女王と家来たちの風刺の効いた会話も楽しい。詩人であるマルシャークがスラブの伝説を戯曲化したもの。	""	""
163	小学校４～６年生	""	""	""	やぎと少年	""	""	""	Ｉ・Ｂ・シンガー／作	工藤幸雄／訳	Ｍ・センダック／絵	""	岩波書店	""	1979		134.0	""	天国に行きたい病にかかった根っからのなまけ者の男の話「つくりものの天国」、寝ているうちに足がもつれあって誰の足かわからなくなってしまった４人姉妹の話「もつれた足とまぬけな花婿」、大切に飼っていたヤギを売らなければならなくなった少年の話「やぎのズラテー」他、悪魔が登場する怖い話、間抜けでこっけいな人たちの話等、７つの短編を収録。作者が幼い頃、祖母や母から聞かされたユダヤの昔話をもとにした物語は、どれも生きることの意味を深く考えさせる。作者と同胞の画家センダックが描いた17枚の挿絵もお話の雰囲気にぴったり。	""	""
164	小学校４～６年生	""	""	""	幽霊を見た10の話	""	""	""	フィリパ・ピアス／作	高杉一郎／訳	ジャネット・アーチャー／さし絵	""	岩波書店	""	1984		210.0	""	ある嵐の晩、激しい雨風の中、父が水門を開くのに悪戦苦闘していると、もうひとり影の人物が、父を支えたり、力を合わせて持ち上げたり、一緒に作業していた。それは、戦場にいるはずの兄だった……。この「水門で」の他、「影の檻」や「ミス・マウンテン」等、私たちが日常の暮らしの中で感じる、悲しみ、恐れ、つらさ等の感情が、不思議な力となって引き起こす超自然的な出来事を扱った10の短編が収録されている。単なる幽霊話ではなく、人の温かさや人生の陰影をも感じさせる作品集。	""	""
165	小学校４～６年生	""	""	""	床下の小人たち	""	""	""	メアリー・ノートン／作	林容吉／訳	ダイアナ・スタンレー／さし絵	""	岩波書店	""	1969		246.0	""	編み棒をなくしたケイトにメイおばさんが“借り暮らしの人”たちの話をしてくれた。安全ピンや鉛筆、マッチ等の小物がなくなるのは、この〈ちいさい人たち〉の仕業だというのだ。これは、おばさんの弟が20年も前に出会ったという借り暮らしのポッド一家のお話。――イギリスの田舎の古い家の床下で、一家は人知れず静かに暮らしていた。一人娘のアリエッティは、両親が人間に〈見られ〉ることを恐れ、床下の暮らしを頑なに守ろうとすることが不満だった。外の世界に憧れるアリエッティは、父親に連れられ、初めて床下から太陽の下へ出た日、人間の男の子と出会い、自分たち借り暮らしのことを話してしまう。\ｎ半世紀以上に渡って読み継がれているファンタジーの傑作。吸い取り紙はじゅうたんに、切手は壁紙に、マッチの箱はたんすに、軸はスープを温めるたきぎにと、小人たちが人間の道具を使いこなす様子が細部まで目に見えるように描き込まれ、自分のすぐ近くにも小さな人たちが暮らしているかもしれないと、否応なしに想像力を刺激される。続編には、床下を追われ野外で生活する一家を描いた『野に出た小人たち』の他、『川をくだる――』『空をとぶ――』『――の新しい家』がある。	""	（小人の冒険シリーズ）
166	小学校４～６年生	""	""	""	夢のつづきのそのまたつづき 	リッペルのぼうけん	""	""	パウル＝マール／作・絵	上田真而子／訳	""	""	偕成社	""	1988		342.0	""	サービス券を集めてもらう絵と、フルーツの砂糖煮と、本が大好きなリッペルは小学４年生の男の子。ある日、両親はリッペルの世話を知り合いのヤーコプさんに頼んで旅行に出かけた。ところが、ヤーコプさんとリッペルは、どういうわけか馬が合わない。こっそり読んでいた本を取り上げられたリッペルは、なんと物語の続きを夢で見るようになる……。リッペルの日常生活とアラビアンナイト風の夢が交互に語られ、響き合いながら愉快な物語が展開していく。現実と夢の部分を描き分けた挿絵を見るだけでも楽しい。「何か面白い本教えて」とたずねてくる子どもの期待を裏切らない１冊。	""	""
167	小学校４～６年生	""	""	""	ヨーンじいちゃん	""	""	""	ペーター＝ヘルトリング／作	上田真而子／訳	レナート＝ハビンガー／さし絵	""	偕成社	""	1985		206.0	""	ヤーコプの家にかあさんの父親、ヨーンじいちゃんがやって来た。部屋の壁紙が気に入らなくてペンキを塗ったり、恋をして蝶ネクタイが日ごと派手になったり……ヤーコプはそんなじいちゃんから目が離せない。一緒に暮らすうちに家族は、頑固でわがままだと思っていたじいちゃんの愛すべき人柄に次第に惹かれていく。ユーモアを交えながらさりげなく語られた〈老いと死〉やそれを見守る家族の関係が胸を打つ｡作者には他にも『おばあちゃん』『ヒルベルという子がいた』『ベンはアンナが好き』等の作品があり、テーマはそれぞれだが、どれも人間への優しさが感じられる。	""	""
168	小学校４～６年生	""	""	""	ライオンと魔女	""	""	""	Ｃ・Ｓ・ルイス／作	瀬田貞二／訳	ポーリン・ベインズ／さし絵	""	岩波書店	""	1986	1966	248.0	""	ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシィの兄妹は、空襲を逃れてやって来た田舎の屋敷で探検を始める。ルーシィは、見つけた衣装だんすの中に入り込み、外套をかき分け奥へ進んでいくうち、気がつくと、雪降る真夜中の森にたたずんでいた。そこは別世界のナルニアという国で、白い魔女の魔力によって永遠の冬に閉ざされていた。ナルニアに平和を取り戻すため、４人の兄妹は偉大なライオン“アスラン”とともに戦うのだった。\ｎナルニア国のシリーズは他に、ナルニア再建の物語『カスピアン王子のつのぶえ』、後に航海王と呼ばれるカスピアン十世が行方不明になった７卿を探して船出する『朝びらき丸東の海へ』、地下に囚われたナルニアの世継ぎを救い出す『銀のいす』、ものいう馬ブレーとその友シャスタが活躍する『馬と少年』、ナルニア誕生のいきさつを描く『魔術師のおい』と、その崩壊を描く『さいごの戦い』の全７巻。それぞれに独立した物語だが、全体でナルニア国の歴史を綴る壮大なファンタジーになっている。\ｎ敬虔なキリスト教信者であった作者の信仰に基づいた作品。人の心の中にある善と悪を象徴的に描き出しながら、ストーリーはあくまで面白く、冒険に満ち、子どもたちを空想の世界へと誘ってくれる。	""	（ナルニア国ものがたり）
169	小学校４～６年生	""	""	""	リトルベアー 	小さなインディアンの秘密	""	""	リードバンクス／作	渡辺南都子／訳	高橋由為子／絵	""	小峰書店	""	1995		234.0	""	オムリの誕生日、親友からのプレゼントはプラスティックのインディアン人形だった。オムリは戸棚へ人形を入れ、その鍵穴にぴったり合ったひいおばあちゃんの形見の鍵を差し込んだ。明け方、戸棚の中から物音が聞こえて……。人形、それも過去の世界で実在するインディアン“リトルベアー”が、現代の世界で命を得て動き出すという魅力的な設定。異なる世界観を持つリトルベアーの言動に初めは戸惑っていた少年が、誇りと威厳に満ちた小さなインディアンと心の交流を深めていく姿に読者は共感するだろう。1990年佑学社版の再刊。続編に『リトルベアーとふしぎなカギ』『――のふしぎな旅』がある。	""	""
170	小学校４～６年生	""	""	""	リンゴ畑のマーティン・ピピン	""	""	""	エリナー・ファージョン／作	石井桃子／訳	リチャード・ケネディ／さし絵	""	岩波書店	""	1972		584.0	""	さすらいの詩人マーティン･ピピンが訪れたリンゴ畑には、父親に井戸屋形に閉じ込められた娘ジリアンが、男嫌いの６人の乙女に見張られ暮らしていた。マーティンはジリアンを解き放つため、乙女たちが持っている６つの鍵と引き替えに、一晩に１つずつ恋の話を語って聞かせる。「王さまの納屋」「夢の水車場」等、昔話風の６つの物語はどれもロマンティックで幻想的。必ず恋が成就する結末は、嫁には行かぬと決めている乙女たちと、ジリアンの頑なな心を解きほぐしていく。マーティンの軽やかさ、英国サセックス地方の美しい風景描写が魅力。続編に『ヒナギク野のマーティン・ピピン』がある。	""	（ファージョン作品集）
171	小学校４～６年生	""	""	""	ロシアの昔話 	""	""	""	内田莉莎子／編・訳	タチヤーナ・マブリナ／画	""	""	福音館書店	""	1989		392.0	""	馬鹿で正直者の末息子イワンが不思議な馬の力を借りて美しい若者になり、王女と幸せな結婚をする「魔法の馬」等の魔法昔話、「うさぎのなみだ」や「ねこときつね」等、動物たちの知恵くらべが楽しい話、「おおきなかぶ」や「マーシャとくま」等、絵本でもおなじみの話など33編を収録。広大で厳しい自然の中を力強く生き抜いてきたロシアの人々の知恵やユーモアがいっぱい詰まっている。ロシア美術の伝統を踏まえたマブリナの挿絵は色鮮やかで迫力がある。布貼りの表紙が付いた大型の愛蔵版は、内容にふさわしい存在感で子どもたちに読書の喜びを伝えてくれるだろう。	""	""
172	小学校４～６年生	""	""	""	ロビンソン・クルーソー	""	""	""	D・デフォー／作	坂井晴彦／訳	Ｂ・ピカール／画	""	福音館書店	""	1975		448.0	""	ロビンソン・クルーソーは19才の時、小さな頃からの夢だった航海に出た。嵐にあって流れ着いた外国で、農園を営んだが、懲りずに再び航海に出て無人島に流れ着く。洞穴を掘ってすみかを作り、鉄砲で山羊を狩る生活が始まった。クルーソーは度々孤独や後悔にさいなまれるが、大いなる自然の恵みによって生かされていることに感謝し、強い精神力を育んでいく。自給自足の生活の中で、試行錯誤しながら家具や舟まで自分の手で作り上げる様子が生き生きと描かれている。そこには自分の働きが生きることに直結するという、現代社会では得難い経験がある。岩波少年文庫（新版）は、海保眞夫訳。	""	（福音館古典童話シリーズ）
173	小学校４～６年生	""	""	""	若草物語	""	""	""	Ｌ・Ｍ・オールコット／作	矢川澄子／訳	Ｔ・チューダー／画	""	福音館書店	""	1985		496.0	""	舞台は南北戦争時代のアメリカ。戦場に行った父の不在の間も、母の愛に包まれ、貧しくも助け合って心豊かに暮らすマーチ家の４姉妹の物語。長女のメグは美しくて贅沢好き。次女のジョーは、男勝りな本の虫。三女のベスは、内気で音楽好き。そしてエイミーは、絵が得意でおしゃまな末っ子。姉妹は、信仰に厚い両親の影響を受け、失敗を繰り返しながらも、少しずつ成長していく。彼女たちの朗らかで生き生きとした姿は、いつの時代にも子どもたちに親しみを持って迎えられるだろう。岩波少年文庫『四人の姉妹上・下』は、遠藤寿子訳。続編もある。	""	（福音館古典童話シリーズ）
